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母「あんた、最近学校どうなのよ」
「ふつー」
母「普通って……。
もっと日本語喋りなさい」
「喋ってるし。日本人だもん」
母との会話はこんな感じ。
もともと一人っ子で生まれてきた私は お母さんと2人で過ごす時間がとても多かった。
お父さんは単身赴任で 家には半年に一回ほどしか帰ってこない。
夜ご飯も お母さんと2人で食べる毎日
別に嫌いじゃないんだけど…
母「部活は？写真部入れたの？」
「一応ね…」
母「それにしても、ほんとお父さんに似たわよね、
写真が好きだなんて」
「別に、いいじゃん」
そう、私のお父さんも生粋のカメラオタク
そのせいで、私も写真好きになったと言える。
小さい頃は 一眼レフでたくさん写真を撮ってもらった。
写真を撮るために出かけたり、自然が好きなお父さんだからキャンプとかもよくした。
お父さんが構える一眼レフがカッコよく見えて 私も撮りたい！なんて言ったら、嬉しそうにお父さんも教えてくれた。
母「ちゃんとお父さんにも連絡しときなさいよ」
「わかってるよ…」
いつからだっけ……
いつも家族が大好きで 仕事が終わったら急いで帰ってきてくれたお父さんが、仕事人間になってしまったのは…
お父さんのことは嫌いじゃない。
だからこそ、会えないのは寂しい。
「ごちそうさまでした」
母「冷蔵庫にケーキあるけど」
「食べる」
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月21日 21時
