日常に彩りを (ページ4)

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『お姉ちゃん、なんでそんな、えっと、ださ…じゃなくて
、、、珍しいかっこしてるの？？』

「あーお食事してくる。」

無愛想に妹へ目線を送る。

妹とはなにか違うものを見るような目をしながらこちらを見てくるが、そんなにお食事会羨ましかったのたろうか。

『あーなるほどね、だから昔の服引っ張りだしたのね。
お姉ちゃんさ、中学生から感性変わってないねーー』

「ありがとー妹も誘えば良かったかな？」

『お姉ちゃんとはお断りさせていただきます。』

妹からは丁寧に断られてしまった。

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『あー来たきた！！A！！！！今日は来てくれてありがとねー！！！Aこの前、彼氏いないって言ってたから、今日のやつ誘っちゃったー！！！！いつも相談乗ってもらってるお礼だよー！！！だから今日は楽しんでねー！！』

友達2人が笑顔で駆け寄ってくる。

この友達2人とは、よくお話合いが目当てで遊ぶ仲だ。2人ともギャルのなので考えとか性格とか合うが心配だったが、どちらもわたしを気に入ってくれていて、今では親友と呼べるくらい仲が良くなっている。

『A、オシャレしちゃって、いいじゃんいいじゃん！！可愛いぴんくだねーうちらに合わせてくれた？？それだったら可愛すぎるよーー！！』

ギャル2人は服について褒めてくれた。妹に服について何も言われなかったため、心配だったがそう言われて、この服着てきて良かったとホッと胸を撫で下ろした。

「はーい、自己紹介しまーす。Aと言います。よろしくお願いしますー」

『えっと、自己紹介おわったので、今日はみなさんよろしくお願いしますー！！』

『『『「かんぱーい！！！！！！！」』』』

乾杯をすると、コミュ力の神であるギャル2人が喋り始めた。話は止まることを知らず、突っ走っていく。

それを聞いてるだけで楽しい私は無言でニコニコと頷きを繰り返していた。

話を聞いていると、男達はお笑い芸人らしく、空いてる日はこの時間くらいしかいまは空いてないらしいと言っていた。

全員背が高かったため、その事実には驚いた。

ギャルも驚いているのか、顔をじっくりと見回す。

『んーーーーー、あれ、あんたなんか見たことあるなー
えっとーーあ！』

てれびにいたひとだーーー！と指を指していた方向にいたのは、昨日の夜準優勝とニュースに書かれていた妹の推しだった。