【鬼滅の刃】そして私は独りになった

二話 ページ4

お館様「葵禰󠄀葉、来てくれたんだね。ありがとう。」




『あんな文が送られてきたら誰だって行くに決まってる』





〜回想〜



日雲「葵禰󠄀葉、お館様からだよ」


『ありがとう




(またか、いつになったら諦めてくれるのかねえ)』




そう思いながら鬼殺隊当主から届いた文を読み進めていく



葵禰󠄀葉、急に済まないね。今日行う柱合会議に来てほしんだ。



もし、来なかったら柱総動員で葵禰󠄀葉を探すからね。







産屋敷輝哉




〜回想・終〜





『何が柱総動員で葵禰󠄀葉を探すからね、っだ。ふざけんなよ』




お館様「済まないね。



こう書かないと葵禰󠄀葉はきてくれないと思ったんだ。




これを書いてもまだ来てくれるか不安だったから来てくれたことうれしく思うよ。」




『あっそ、それで…』




錆兎「おい！お館様への言葉遣いというのがわからないのか‼」





『はっ、それってもしかして産屋敷に対して敬語を使えってこと？』




錆兎「当たり前だ！」



『貴様らみたいな人間共の常識が誰にでも通じると思うな。私はこんな奴に対して敬語なんぞ使うつもりはない』



思ったより低い声が出た



行冥「嗚呼、言葉遣いも分からないとはなんて哀れな子供だ…



可哀想に…



なぜこのように育ってしまったのか…南無阿弥陀仏」



えっ？何なのこの人


私、まだ首と胴体、つながっていたいんだけど!?



『どうしてこんな風に育ってしまったのかなんて言われてもねえ』



わざと平常を保っているように言う



実弥「ああ゛んなもんてめえの親の育て方が悪かったからに決まってんだろうが」

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