【鬼滅の刃】そして私は独りになった

九話 ページ11

〜葵禰󠄀葉が帰った後の産屋敷邸〜



実弥「お言葉ですがお館様、本当にあんな奴が柱にふさわしいのでしょうか」


不死川は葵禰󠄀葉の態度など諸々を見て疑問を口にする





錆兎「………確かにお館様への態度は酷かったな」


こちらも先ほどの葵禰󠄀葉の行動・態度を思い出して言う




お館様「うん、だけど実力は確かなものだよ」




杏寿郎「うむ、それはぜひ見てみたいものだな」


こちらは葵禰󠄀葉の取る産屋敷への態度を見ても悪くは言わない


むしろ、いい方向にとらえようとしている




お館様「葵禰󠄀葉は六歳から鬼殺隊員なんだよ。」






柱「!!」


六歳から、と聞いて驚く





お館様「そして葵禰󠄀葉はいつも一人になろうとするんだ。




六年間鬼殺隊にいたけどまだ人間を怖がっているんだ」




真菰「私たちを怖がっている、ですか」





お館様「そうだよ。



葵禰󠄀葉は鬼殺隊に入る前にたった五年しか生きていないのにいろいろな苦難を味わっているんだよ。」




お館様「それも人のせいでね。



だから必要以上に私たちを関わろうとしないし、こちらを信頼も信用もしようとしない」




錆兎「しかし、本当に俺たちを嫌っているのですか」




小芭内「全くお前は、先ほどお館様が人間を嫌っているといったばかりだろう。お前の耳は機能しているのか」ネチネチ




錆兎「いや、違うんだ。あれは最終選別のときだった」

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