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360. 紅の修学旅行 ページ10

【新一side】


高宮さんの手にある暗号を服部や世良と一緒に覗き込む



少し遅れて南城も暗号を覗きに来た



服部「またわけのわからん暗号残しよって…大体何で頭についてる4つの四角が出栗って奴のマークなんや?」



樹「4つの四角の下を四角で囲むと、出栗の“出”の字になるんじゃない?」



服部「ホンマや…」



その時、服部の携帯が鳴っているのに気づいた



新一「服部、電話鳴ってるぜ?」



服部が電話に出た瞬間



和葉〔平次ィ!アンタ何してんねん!?〕



和葉ちゃんの大きな声が聞こえてくる



服部「ゆ、言うたやろ?えらい風邪ひいてしもて学校に行かれへんって…」



和葉〔アホ言うんも大概にしいや!!アンタバッチリTVに映ってんで!!〕



樹「!」



見ると、KEEP OUTの黄色いテープの向こう側にはマスコミが多くいる様子



樹「スッ))」



!…



高宮さんはマスコミを見た後、少しだけ横にズレた



顔を隠すためかもと思ったが、その位置ではむしろ見えやすくなってしまっているようにも思える



だが今の動き…“高宮さんが隠れた”と言うよりも“南城を隠した(・・・・・・)”…?



南城「…!もしかしてこの暗号…」



世良「何か気づいたのか?」



南城「…これ…京都の地名なのかも…」



京都の地名…!?



樹「!
(うわ、気づかなかった…言われてみればそうじゃんなんでこんな単純なこと気づかなかったんだろ…
にしても俺よりも先に気づくなんて…流石としか言いようがないな。
つまりこの暗号のメッセージは______)」



南城は暗号に書かれた文字を指差しながら説明した



南城「これは上京区(ひさし)町の“庇”。その左は下京区木賊山(とくさやま)町の“木”。その更に左は右京区化野(あだしの)の“化”…」



紅葉「ホンマや…!よう気づいたなぁミナミちゃん」



世良「ちょっと待て!上・下・右の名前がついた区があるってことは…!」



紅葉「はい!京都には、上京区・中京区・下京区・右京区・左京区…上・中・下と左右みんな揃ってます!」



「「!?」」



なら間違いない!この暗号は______









______…いや、ちょっと待てよ…?









.









何で南城は京都の地名なんて覚えてるんだ…?

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作者名: | 作成日時:2022年5月29日 11時

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