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399. ゼロの執行人 ページ49

【No side】


樹「…来た」



そのすぐあと、コンクリートの壁を突き破ったRX-7…降谷の愛車は、空中へ放り出される



ここからはよく見えないものの、コナン(小さな影)が見えたと思えば、サッカーボールがカプセルにぶつかる…と、その場で爆発し、夜空に花火が上がった



萩原「いやどういう状況??」



樹「花火ボール…ヒロさん…!!」



景光「ああ…」



ライフルスコープからその光景を覗く景光は、ある一点に定めた



景光「(ここだ…!)」パァンッ…!))



バリィンッ!))



銃声共に窓ガラスが飛び散る



撃ち抜いたのは国際会議場の窓ガラス…そして、撃ち抜いたガラスに安室とコナンが突っ込んで行った



その様子を少し目を細めて見ていた樹の視界には、コナンと安室が起き上がる姿が写った



つまり2人は生きているということ



樹「無事みたいだね…」



萩原「俺もうツッコミ疲れたんだけど。何でこの距離で見えるの?本当に人間なの??鷹なの?鷲なの?てかあれはどう考えても無事ではないでしょ」



萩原はツッコミ三昧である



樹「何はともあれカプセルの軌道は変えたし、もう大丈夫だね。ありがとうハギさん」



萩原「ありがとうのついでに教えてもらうけど…一体どこに盗聴器つけてたのかな?ってかいつ付けたの」



樹「警視庁の前でハギさんに会って、ハギさんの車で話してた時だよ。ちなみに仕掛けてたのはジャケットのポケット」



萩原「…まさか、盗聴器仕掛けるためだけに俺に話しかけた…?」



樹「そんなことないよ。ハギさんに会ったのは本当にたまたまだしね。
あそこにいたのは、ヒロさんを警視庁に送り届けて帰りを待ってたから」



萩原「ふーん…ん?諸伏ちゃんを警視庁に…?」



景光「今日付けで、警視庁公安部に復帰することになってね。とは言っても一応死んだことになってる身だから、仕事量は他の公安刑事と比にならないくらい少ないだろうし、書類仕事が多めだろうけど…((ヴーッヴーッ…
あ、ゼロから収集かかった。じゃあ俺はそろそろ行くね」



樹「あ、明日からドラマの撮影始まるから」



景光「了解。悪いけど今日は晩御飯なんとかしといてくれ」



樹「わかった」



萩原「会話が夫婦なんだよなぁ」





萩原「(撮影…だから今回は前線に出てこなかったのか…怪我したら困るから)」



樹「(いやー、今日中に解決してよかった…)」

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作者名: | 作成日時:2022年5月29日 11時

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