398. ゼロの執行人 ページ48
【No side】
樹「すごいねゼロさん。推理通りだよ。まさか協力者という関係を暴かれてしまうとは…」
失笑…そんな表情で安室を見た
だが、コナンはただ1人追いつけていないようだ
当然のことである
コナンは野原という人物は知っていても原野という人物は知らない…ましてや、その人物の上司が樹の兄であるとは知る由もない
そもそも樹の兄である春斗が既に亡くなっていると知ったのも、つい先日だからだ
コナン「ねえ、その原野って人どんなh…((降谷「何っ!?カプセルが!?」
コナンが原野について尋ねようとした時、降谷は耳につけていたイヤホンから通信を受け、その内容に驚いた
先程軌道をずらした筈のカプセルは、東京湾埋立地を目掛けて落下中だというのだ
その場所には約3万人が避難している“エッジ・オブ・オーシャン”がある
迎撃もできないようだ
樹「…コナン、ゼロさんと一緒に画像で送る場所に行って」
コナン「え…」
樹「ゼロさん、今度はコナンの協力者になってもらうよ?」
安室「!?」
______
景光「あの言い方、嫌味だろ?」
樹「理由も全てわかったけど、それでも小五郎おじさんを巻き込んだのは本当だからね」
______
一方その頃、コナンは安室の無理矢理すぎる運転により樹から送られてきた画像の場所に向かっていた
コナン「建設中のビル…けど、樹兄ちゃん達はどうするんだろ…」
安室「樹君のことだから大丈夫だと思うけど…それに、僕の親友もついてるしね」
______
樹「カジノタワーにぶつかるまであと20秒…」
景光「ギリギリで間に合ったな…こっちもゼロと同じく、結構とばしたけど…」
樹「ハギさんいなかったらアウトだったね」
萩原「いやいや君達さ、俺一応避難誘導中だったんだけど??何連れ出してるの??」
コナン達が向かったビルよりももう一回り高いビル
そこに樹と景光、そして無理矢理連れてこられた萩原がいた
ここに辿り着いたのは、降谷にドラテクを教えた(勝手に見て覚えた)萩原のドラテクがあったからである
カチャッ…))
萩原「ギョッ))おーい銃刀法違反だぞー…?諸伏ちゃん…?あ、今は緋色君だっけ」
樹「まあまあライフルは見逃して」
萩原「そもそも何でそんなの持ってるのかな??」
話をする2人を他所に、景光は着々と準備を進めていた
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作者名:湊 | 作成日時:2022年5月29日 11時