209. 純黒の悪夢 ページ9
【原野side】
原野「…ああ、わかった。…お前、無茶はするなよ？」
樹〔わかってるって〕ﾌﾟﾂｯ…))
原野「…ﾎﾞｿｯわかってねーから言ってんだろーが…」
暗くなった画面を見つめながらそう呟き、俺は視線を上げた
視線の先には大きな建物______警察病院がある
この後、あと数分で到着するであろう風見達と病院内に入り、“キュラソー”というコードネームを持つ彼女の身柄を
それからは______！！
車に乗っていた俺は、前方に2人の人物が見えたので咄嗟に身を隠した
今のは間違いない…コードネームで言うなれば“バーボン”と“ベルモット”だ…
ベルモットは腕にジャケットをかけていた
まず間違いなく、サイレンサー付きの銃が隠されている
さっき、各国の諜報員が暗殺されているという情報が上から回ってきた
俺は樹程組織の内情に詳しくないが、今までの流れからしてバーボンにNOCの疑いがかかっているんだろう
だが俺には、どうすればいいのかわからない
やはり一番早いのは樹に連絡を入れることだろうか…だが、今回の件でアイツが忙しいのは明白
それに、報告せずとも把握してる…か…？
ｺﾝｺﾝｯ…))
俺がウジウジ考えていると、ふと窓がノックされた
見てみれば、そこにいるのは風見達公安
風見「今から病院内に入りますがよろしいですか？」
原野「ああ、先に行っててくれ。俺はちょっと電話することがあるからよ」
窓を開けると軽く頭を下げながら俺に問いた風見にそう返答し、俺はもう一度窓を閉めた
恐らく刑事部がここにいるからな…
できるだけ存在は知られたくないし、面倒っぽいことは風見に任せておこう
そう思い、俺は樹の電話番号を選択した
ﾌﾟﾙﾙﾙｯ…ﾌﾟﾙﾙﾙｯ…ﾌﾞﾂｯ))
お？
切られた
まあ珍しいことではない
なんせ樹はいろんな顔を持っている上に多忙だ
俺と連絡を取っていることがバレたくない場合もあるだろう
俺だって樹の全てを把握してるわけじゃないしな…
……
ま、いいか
俺は車を降り、病院の中に入った
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湊(プロフ) - hutoさん» ありがとうございます頑張ります！そんな嬉しいお言葉を頂けるとは…（泣）これはテスト死ぬ程頑張らねば！ (2021年10月9日 21時) (
レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - テスト頑張ってください！次の更新までpart1から見返します (2021年10月8日 20時) (レス) @page32 id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2021年8月15日 11時
