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213. 純黒の悪夢 ページ13

【No side】


とある倉庫にて



真っ暗で、照らすものは一つの照明のみ



確実に人が来ないであろう倉庫の柱に、安室透と水無伶奈は拘束されていた



そして目の前には…



ギムレット「おいいつまで無言でいるつもりだよ?ジン」



ジン、ウォッカ、ベルモット、そしてギムレット…



ジンは未だ無言でタバコを咥えていた



バーボン「我々にNOCの疑いがかかっているようですね」



ギムレット「キュラソーからのメールに、お前ら2人の名前もあったってさ」



バーボン「キュラソー…ラムの腹心か…」



キール「ええ…情報収集のスペシャリストよ…」



ベルモット「知っているようね」



バーボン「外見の特徴は左右で目の色が違うオッドアイ…」



キール「組織じゃ有名な話よ」



ここまで来ても何も口を開かないジンに段々イラついてきたようなギムレットが溜息を吐くが、この場の雰囲気は恐ろしいほどに重くピリピリとしている



ギムレットはNOCではないかと疑いをかけていたキールとバーボンだが、その疑いは完全に無くなった



彼がもしNOCであれば、何かしらの情報がNOCリストに記されている筈



そしてキュラソーがそれを見逃す筈がないからだ



ウォッカ「昔のよしみだ。素直に吐けば苦しまずに逝かせてやるよ」



どちらにせよ死ぬ運命であるだろうが



バーボン「…僕達を殺さずに拉致したのは、そのキュラソーとやらの情報が完璧じゃなかったから。違いますか?」



ジン「さすがだな、バーボン」



漸く口を開いたジン



ベルモット「NOCリストを盗んだまではよかったけど、警察に見つかり、事故を起こした…」



ウォッカ「挙句記憶喪失ときたもんだ…」



その会話を、ギムレットは腕を組みながら聞いていた



確かにまだ不確定ならば、先にキュラソーを奪還してNOCリストを奪い、本当に2人がNOCなのかを確認してからでも遅くはない



だが…



ジン「確かにな…だが…
疑わしきは罰する…それが俺のやり方だ」



ジンは床に向けていた拳銃をバーボン達の方へ向けた



ジン「さあ、裏切り者の裁きの時間だ」



直後、銃声が鳴り響いた

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(プロフ) - hutoさん» ありがとうございます頑張ります!そんな嬉しいお言葉を頂けるとは…(泣)これはテスト死ぬ程頑張らねば! (2021年10月9日 21時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - テスト頑張ってください!次の更新までpart1から見返します (2021年10月8日 20時) (レス) @page32 id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月15日 11時

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