【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

007. ページ7

【コナンside】


佐藤「た、確かにそうだけど…」



宮原「『言え』と強要されてませんしね」



小五郎「じゃあ職業を言え！」



“じゃあ”って…大丈夫かよ…



宮原「小五郎さんは刑事じゃないですけど」



蘭&コナン「「(！…“小五郎さん”…？)」」



小五郎「俺は名探偵毛利小五郎だ！」



宮原「当ててみれば？」



この人…言葉が上手い…



まだ少ししか話していないが、なんとなくわかる



“超頭の回転が早い…下手したら俺よりも”…



蘭「そうね、お父さんは事件の前に彼の身元を当てるところからよ」



ちゃっかり蘭もノってるし…



小五郎「バ、馬鹿野郎！もうお前の正体はわかってんだよ！お前が殺人魔ってことはなぁ！」



え



宮原「え」



小五郎「お前は多分数々の人間を殺してきた！だから身バレしないように保険証も免許証も隠した！恐らく今はお前の仲間が持ってんだ！酒を飲みながら高笑いしてなぁ！」



そう言い高笑いをするおっちゃん



宮原さんの表情はサングラスで上手く読めないが、それでも分かるほどに呆れていた



ﾂﾝﾂﾝ))



見ると、俺の肩をつついている宮原さん



宮原「あの人本当に探偵？」



それは俺も思ってる



コナン「ハハハ…ねぇねぇ、なんでお兄さんは職業言えないの？」



こうなったら子供の俺が探りを…



けど



宮原「……」



なんか…めっちゃ見られてる…！？



まさかこの人本当に黒ずくめの男の仲間で、俺が工藤新一だとバレたんじゃ…



宮原「…ﾌｯ言えないこともあるよ、まぁ小五郎さんの推理は外れてますけどね」



そう言いながら宮原さんは立ち上がった



小五郎「なんだとぉ！？とにかく職業を！」



佐藤「言わなければ容疑者になりますよ？」



宮原「言っても容疑者にはなるでしょう。さっき言った通り強要されてもいない。まぁ構いませんよ、俺は殺していないんで、捜査には協力しますよ」



なんだ…この人の変な感じ…



目暮「…わかった」



「「！！」」



小五郎「警部！しかし！」



目暮「どうしても言えない職業というのはある。ただし、捜査には最後まで協力してもらいますよ？」



宮原「えぇ…そのつもりです」

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