【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【樹side】


樹「______え、小五郎おじさんの弟子？安室さんが？」



ある路地裏である人を待っていると、コナンから電話がかかってきた



電話の内容は、レストランでバイトしてた安室さんがポアロの店員になり、しかも小五郎おじさんの弟子になりたいと言ってきたということだった



レストランでバイトしてたのは依頼だったとして、ポアロで働く理由？



黒の組織に潜入している公安が？



そんな話があってたまるか



樹「ま、頑張ってね」



コナン〔え、それだけ！？〕



いやそれ以外何があんの？



樹「俺今から仕事だから、じゃあね」



そう言って返事を待たずに切った、ごめん



暫くすれば、黒い高級車が路地裏に入って来る



あの超高級車でこんな薄汚れた路地裏に入って来る人間は一人しかいない



俺は“その人”の車に乗り込むと、盗聴器の確認をする



？「そのクセは相変わらずだな」



樹「まぁね、聞かれたら困るでしょう？」



？「まぁな…用件は」



樹「実はね______」


______


そしてその日のお昼、俺は変装をしてデパートの前にいた



ここらじゃ一番大きなデパートだ



ここに来た理由は、荷物持ちだ



え？って感じだよね、俺もそう思う



昨日の夜、急に電話が来たのだ



あ、来た



樹「久しぶりだね









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______シャロン？」



そう、今日ここでシャロンもといベルモットと会う約束をしていたのだ



シャロンは、高宮＝宮原＝ギムレットであることを“知っている”数少ない人物だ



多分知ってるのは片手で数えられるくらい



シャロンと俺の母、高宮綾香は女優仲間だ



だから仲良くなった



変装して来たとは言ったものの、メガネかけて泣きぼくろ消しただけだ



シャロンは髪を縛って帽子被ってる、俺ら今日わかりやすっ



ｼｬﾛﾝ「樹、“こっち”で会うのは久しぶりじゃない。悪かったわね休日に呼び出して」



俺の休日なんて知らないだろうに



樹「構わないよ、荷物持ちでしょ？」



組織の言葉遣いじゃないよ、こういう時は



そういえば俺、組織の時はかなりの男口調だったんだけど気づいてたかな？



これも完全にキャラなんだけども

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