【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1 (ページ38)

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【樹side】

小五郎「俺に依頼してくれりゃあこんな優男、探偵だってすぐに突き止めてやったのによ！」

伴場「頼めるかよ！お前は有名で顔バレてるし…後で彼女に紹介するつもりだったしよ…」

小五郎「でもなぁ、俺に任せてりゃ彼女も自殺なんてしなかったと思うぞ？
彼女が車の中で火をつけた原因は、この店でのはお前のご乱行を、この男が彼女に電話でチクったからかもしれねーんだからな！」

なくはないと言えばなくはないよね

安室「ぼ、僕はそんな電話してませんよ…それに、酔って女性にじゃれついてた程度でしたし、あれを電話で聞いたとしても自殺するとは…」

樹「伴場さんの浮気性は初音さんだけでなく、初音さんのお友達も知っていたようですしね」

しかもそのことを依頼したんなら、その線はないよね

高木「そういえばなんで樹君はここでバイトを？」

あー、聞かれちゃったか

まぁいいや

樹「実は俺も、探偵としてここでバイトをしていたんです…伴場さんについての依頼で」

伴場「な、何！？」

樹「初音さんの親友の佐野佳菜美さんという方はご存知ですか？
彼女からの依頼だったんです。依頼内容は、伴場さんは浮気が激しいから、酒が入るこの場ではせめて何も起こらないように見張ること。結婚前夜祭で何かあっても困りますからね」

伴場「そんなことで探偵を雇ったのかよ！？」

伴場さんは近くにいた佐野さんの方を向いて言った

佐野「“そんなこと”って…私は初音に、ちゃんと幸せになってほしかったのよ！それなのに…こんなことに…ﾋｯｸ」

涙を流しながらそう言う佐野さん

親友が亡くなったんだ、無理もないだろう

目暮警部達は自殺ではなく殺人だと思ってるし、これ以上伴場さんが疑われるのは伴場さんの精神的にもよろしくない

そろそろ解決に持ってくか…いやけど、これはあくまでも警察の口から言ってもらわないといけない証拠が…

樹「高木刑事、車内に可燃物とかあった？例えば…ダンボールとかの紙系とかスプレー缶とか」

高木「な、何故それを！？」

やっぱりね…

あの燃え方はおかしいと思ったよ、車は燃えにくいもので作ってある筈なのにね