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「勝利なに買ったの?」
勝「えっとね焼きそばと菓子パン」
購買で買った袋をのぞきこみながら
教室に戻る廊下を歩く
すれ違う後輩たちから感じる視線は、すべて勝利に向けられたもので
「はあ、」
小さくため息をつけば 不思議そうに顔をのぞきこまれる
勝「どうした?」
「勝利ってやっぱモテるよね」
勝「え、なにいきなり」
そう目を細めて笑う
「いやあ、だってさ〜…」
不安なんだもん
誰かに取られちゃいそうで
そんなことを考えていると
ふいに、繋がれた右手
「え?」
勝利はただ前をみて歩いていて、
すれ違う生徒が私たちを見る
「ちょ、勝利、?」
勝「んー?
なーに」
「え、あの、手」
そうゆうと、さらに強く握られる手
勝「俺の彼女、ってこと皆にみせつけてんの!」
勝「俺の彼女はA。」
私が不安がっていたのを察したのか
安心させるように優しく包み込む勝利の手
「…ばか」
勝「バカで結構」
そう満足そうに笑う勝利
幸せだな。
廊下の角を曲がろうとしたとき、
聞きなれたあの人の声が近くなるのがわかった
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ななせ.。(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!頑張ります(^^) (2016年5月7日 16時) (レス) id: 097d04f818 (このIDを非表示/違反報告)
M - すっごいおもしろいです!!更新たのしみにしてます! (2016年5月7日 15時) (レス) id: 9d1fdceba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななせ.。 | 作成日時:2016年5月6日 20時