めんどくせぇけど、俺の本音で我に返りやがれ。第二弾

15話後半中「俺は」 ページ10

〜その頃、忍は〜
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・椿家・

忍「なんで俺がこんな事に、はぁ...」
〜きちっとしたスーツを上手に着崩している忍〜
〜ネクタイも少し緩ませて色気を見せつけてるようだ〜

忍「光、ちゃんとご飯食ってるかな...？」
忍「しかもあんな手紙が突然来たせいで、部屋ぐちゃぐちゃのままだし...」

忍「...てか待てよ。俺、買われんだよな。人に。」
忍「何これ、人身売買系？俺そんな許可してねぇよ？むしろ却下するよ？」

忍「待てよ、ここ(椿家)って金をやって、俺みたいに買われた奴らは...」
忍「あいつらに...体で...払うやつ...つまり『永遠のオモチャ』...」
〜もう大人になった忍には理解しすぎて怖い〜
〜確かに柚原を助けたのは良いが、結婚は勝手に相手が決めている〜

〜つまり、忍が結婚のために椿家に来たのではなく〜
〜その結婚を止めに来たのである〜

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・椿家・門前・

光「ついたぞー」
貴「どこが近いの？！結構遠いよ！」

光「知るかw...えっと？おい上野、今何時だ？」
貴「え？えっと6時15分だけど？」
光「あと15分で...結婚式みてぇだ..急ぐぞ！」
貴「は？！なんでわかんの？！」

光「あ？ネットで調べたら、柚原のブログ見つけた」
光「そんで、そのブログに結婚式のパンフレットみたいなのを載せてるからわかるんだ」
貴「光君、そういうとこ、凄い頭いいよね(汗)」

光「俺は推理ゲームが得意だったからな」
貴「へっへぇー...」
〜なんかA、意外って言いたそうだなw〜

光「このまんまじゃ、無理だし、登るか。」
貴「え、登るの？！こんなに高いのに？！」
光「うっせぇ、ちょっと俺のスマホ持って」
貴「え、うん」

光「よっこいせっ！」
〜簡単に俺は玄関の門を登った。Aは大丈夫か？〜

光「俺のスマホとって」
貴「はいどーぞ、って私も登るの？」
光「...どうぞご勝手にw」
貴「その顔腹立つ！」
光「はやくしねぇと兄貴の結婚式始まるってw」
貴「じゃあ私のスマホ持って！」
光「おう」

〜A、今日はズボンでよかったなw〜
〜だってスカートだったらアレ見えるし、まぁそん時は考えるけどな〜
〜どうでもいい事を考えてるとAが無事に玄関の門を登った〜

光「急ぐぞ」
貴「うん」
光「こけんなよw」
貴「わかってるよ！」

〜くだらない話をしながら俺らは走った〜

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