緑谷くんと爆豪くん【爆豪勝己】【緑谷出久】

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「緑谷くーん！」

大きく手を振って緑谷くんを呼ぶ。

「ああ、Aちゃん！おはよう」

そう言って笑ってくれる彼は、本当に王子様みたいでキラキラしててかっこいい。

「おい、地味女！クソデクに話しかけてんじゃねぇぞ！」

「？！誰が地味女なの！？ふざけるのも大概に……」

「おい、次クソデクに話しかけたらコロス」

いきなり顔を近づけてそう言う……あれ？名前なんだっけ？

「爆豪勝己！忘れたのか！テメーは！」

ああ、はいはいそうでした。

「けっ！有名進学校に通ってる割には、記憶力ゴミかよ」

「緑谷出久くーん！」

「おい、無視すんじゃねー！しかも、クソデクはフルネーム覚えやがって！」

そんな怒号はさておき、私は緑谷くんの傍まで駆け寄…ろうとしたが、見失ってしまった。足、速いんだよな〜、そういう所も、かっこいい。

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