双子の兄はアイドルです。 (ページ35)

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気持ちページ35

『あとさ…』

中「どうした？」

『淳太って私の事好き？』

中「うん、好きやで？」

『それはメンバーとしての好きだよね？』

中「どうやろなぁ〜(笑)」

『そっか…』

中「なんかあったんか？」

『しげがね、ちょっと距離近いなって』

中「別にアイドルやけど恋愛は自由やで？」

『お兄ちゃんとメンバーは好きにならないでって約束してんだよね、だから距離保ってんだけど…色々踏み込んでくるから』

中「あいつ何したん？」

『淳太は全部知ってるから言うけど、男とホテル行こうとした時に引き止められてそのまま家に来て、キスされた。代わりが欲しいなら俺にしろって』

中「その先は？」

『自分の立場考えろって止めたわ』

中「Aはさ、なんでまだ関係持ってんの？」

『前に話したでしょ？居場所が欲しいって。誘われてってのもあるけど、居場所が欲しいのは私だけじゃないんだよね。』

中「元彼とかもそんな感じなん？」

『そう、』

中「まぁ、でも今回ばかりはしげの味方かなぁ〜」

『なんで！？』

中「だって、大事なメンバーやで？知らん男に渡すくらいなら自分で留めておきたいやん？」

『そうだったらいいんだけど…』

中「他になんかあるん？」

『男の連絡先、全部消された』

中「あいつ、まじか！」

『まぁ、向こうから連絡来るから意味ないんだけど…笑』

中「好きでもない男とやってさ、楽しい？」

『行為自体に楽しくない人いる？』

中「そりゃ、そうやんな。質問変えるわ、好きでもない男に触れられて嬉しい？」

『それは…』

中「やったら辞めた方がいいと思う。俺はさそういうのあんま分からんけど、今目の前にいるのは神ちゃんじゃなくてAやから言うけど、女の子やねんから自分大事にせな。あ、これ2回目な(笑)」

『淳太ってさ、なんでそんなに優しいの？』

中「別にみんなに優しいわけじゃないで？」

『淳太はずっと私の事女の子扱いしてくれたよね、』

中「そりゃだって神ちゃんとは違うねんから」

『なんかそういうの嬉しい』

中「俺の事好きになった？」

『そんなんじゃない、思い上がんな』

中「怖い部分でとるって」

『まぁ、淳太にこんなに素が出せるのもお酒が好きって言う共通の趣味があるからね(笑)』

中「この後映画見ながら宅飲みするか？」

『それありー！』

中「よし、決まり！」

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