検索窓
今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:92,040 hit

兄とは違う ページ18

昨日のことは嘘のように次の日の朝は普通だった。


『来客用の歯ブラシ置いてあるから使って』


重「ありがとう」


メンカラにしてくれたのか、用意されていたのは赤色
昨日あったはずの青の歯ブラシが無くなっていた。


証拠隠滅か…


でも昨日俺は見てしまった…



『シャワーする?』


重「借りてもええか?」


『お兄ちゃんので良ければ服用意できるけど』


重「頼むわ」



お風呂を出て用意されたのを見ると
神ちゃんがこんな服着る?って、感じなくらい落ち着いてた

なんか怪しい…
まぁ、服は神ちゃんも見たことない物もあるやろうし


朝からもずっと携帯を気にしてる様子


重「昨日めっちゃ飲んでたみたいやけど二日酔いとか大丈夫なん?」



『基本は大丈夫』



重「基本って?」



『覚えてるか記憶ぶっ飛んでるかどっちか』



重「それはそれでヤバいけど」



『今日私午後からなんだよね、先出るでしょ?』



重「俺も午後やけど、どっか行くん?」



『出かける』



重「どこ行くん?」



『関係ない』



重「ええやん、教えてくれても」



『女として遊びに行くんだからバレるでしょ』



重「兄の友達ですー言うてな!」



『絶対だめ』



重「ほんまら意地悪やわ」



『泊めただけでも感謝しろ』



重「神ちゃんと違って怖いわ〜」



『なに、お兄ちゃんでいて欲しいの?』




重「そんなんちゃうけど、」



『ずっとさ、お兄ちゃんと違うとか言ってるけどそうじゃん、双子だけどさ好みだって違えば趣味も違うし、私みんなが知ってるお兄ちゃん程優しくなんかないから!!』




重「そうやな、比べてごめん。」




『…っ、ごめん言いすぎた』




重「長居して悪かったな、また後で打ち合わせで」



『また後で』







あかんって分かっててまた
Aの後をバレないように追いかける


見た目は神ちゃんで髪はAのまま。


重「どこ行くんやろか」



追って行き着いた先はお洒落なカフェ
一人でテラス席に入ったかと思うと、
その席には既に男が座っていた



重「やっぱり男おったんやん」


いつもと違う雰囲気でAも楽しそう…
ん?楽しそうなんか?
なんか喧嘩、してるみたいやけど



『ふざけんな!!』


そう彼女は怒鳴り、目の前の水を男に掛け、店を出た




重「え、何事?」


気になる、でも聞いたらストーカーがバレる。
気になる気持ちを抑えて仕事へ向かった。



普段通り→←気になる存在



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (139 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
490人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

蒼乃碧(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました! (6月12日 13時) (レス) @page50 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
里李紗(プロフ) - WEST大好きです (2022年7月18日 21時) (レス) @page22 id: 309455b65e (このIDを非表示/違反報告)
butausa(プロフ) - 楽しみにしてます! (2022年6月29日 1時) (レス) @page1 id: aecc52ff1f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Spica | 作成日時:2022年6月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。