ただ君が好き。赤 (ページ9)

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#9.挨拶ページ9

"やらずに後悔するより、やって後悔しなさい。"

おじいちゃんの口癖。
うっすら覚えてる。お父さんの口癖でもある。

決めた、私絶対にWESTになる！
誰がなんと言おうと絶対になってやる。

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重「初日から遅刻ってええ度胸やな」

中「保育士してる言うてたから忙しいんかも」

桐「今日日曜日やで？」

中「あーそっか、」

小「持ち帰って仕事してる言うてたから大変なんかな」

神「なぁ、どっちの味方するん？」

社長「事情はあるみたいだ、時期に来るだろう」

『遅れてすみません！！』

社長「きたきた、私が社長で君のお祖父さんとも古くからの友人でね」

『社長でしたか！本当にすみませんでした…』

おじいちゃんの友達って社長！？

社長「大変な時に連絡ありがとう、朝から大変だったね」

『とんでもないです』

社長「この子が朝倉Aちゃん！小瀧と同い年でジャニーズWESTの新メンバーだ！」

「中間淳太です」
「桐山照史です」
「濵田崇裕言います！仲良うして下さい！」
「俺、藤井流星」
「神山智洋」
「……重岡言います」
「俺、のんちゃん！」

『小瀧さんですね…(苦笑)初めまして朝倉Aと言います。』

社長「ジャニーズに入る気持ちは決まったかね？」

『はい。よろしくお願い致します！』

入らないと話していたので中間さんと小瀧さんは
目を見開いて驚いている。
そりゃそうだ。朝まで断るつもりでいたから
私もこんなこと言ってる自分に嫌気さしてる。

『でも、今の仕事も中途半端にしたくないので今月いっぱい働かせてください。』

重「ジャニーズも舐められたもんやな」

神「しげの言う通りや。初めやからレッスンや歌を覚える事になるのに今月いっぱい仕事両立させる？体持たんなってどっちか疎かになるだけや」

社長「まぁ、本人が言っているんだ。やってみるといい。この後は何もなかったな？後はよろしく頼むよ。」

重「自分ほんまになんなん？」

『どういう事でしょう？』

重「女がジャニーズ入るとか正気？」

『だからなんですか？』

重「は？」

『誰になんと言われようと私が決めたことなんで、口出ししないでください。嫌なら私を追い出せばいいじゃないですか』

重「何やねんその態度！」

『嫌がらせでも何でもして追い出したら良くないですか？辞めませんけど。』

おじいちゃんが生きてる間だけでも絶対にやり抜いてみせる。

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