ただ君が好き。赤 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:60 hit、合計:85,673 hit

#6.気になる存在ページ6

中「小瀧が急にごめんな、気にせんでええから」

西畑「A〜！スタッフが呼んでるよ」

『大吾ありがとう』

西畑「話聞いてたけど、のんちゃん流石に言い過ぎやで」

小瀧「だって本間のことやん」

西畑「Aも頑張ってるしその辺は認めたって」

中間「昨日から思っててんけどさ、2人名前呼びやんな？」

西畑「1ヶ月一緒に練習して来たし、ご飯とかも行ったから仲良くなってん」

小瀧「滅多とない女の子やし仲良くしとかないとなぁ」

西畑「そんなんちゃうよ！レッスン終わっても毎日残って練習して次の日には朝から晩まで仕事してまた練習しての繰り返しやからちょっと息抜きも必要かなって」

中「確かに俺もご飯誘ったけど、そんなに乗り気じゃなかったなぁ」

『すみません、戻りました』

西畑「なんやったん？」

『明日の連絡』

小「本間に俺らのグループに入れると思ってるん？」

『別に入るつもりないですよ』

小「は？」

『だって、色々苦労なさったんですよね？そんな中に私なんかが入れるわけ無いですよ』

小「え、でもジャニーズ入りたいんと違う？好きとかファンとかじゃないん？」

『あー…申し訳にくいんですけど…ジャニーズとか芸能人とか疎くて全然知らないんですよね』

小「まじで言ってんの？」

大西「のんちゃん、まじやで」

小「でもジャニーズやで！？」

『有名所は知ってますよ？もちろん』

大西「テレビとかドラマとかそんなに見やんねんて(笑)」

小「まじか…」

なんか思い描いていた女の子とは全く違うくて…

「よし、そろそろ練習再開すんぞ〜」

スタッフからの掛け声でJrが集まって練習が再開された。

初めて見るダンス姿に俺は目が離せなかった。
淳太がいることを忘れて…

中「おーい、小瀧」

小「……………っ！？」

中「ずっと名前呼んでてんけど」

小「考え事してた、何？」

中「俺１回家帰りたいから先に新幹線で帰ることにしたけど、小瀧はどうする？」

小「俺もうちょいおるわ」

中「分かった、遅刻すんなよ」

小「分かってる」

淳太と分かれてからもずっとダンスを見学していた。

「今日のレッスンこれで終わり！お疲れ様〜」

西畑「お疲れ〜Aまだおるで！友達他におらんみたいやから優しくしたってな」

みんなが帰る中一人レッスン室で鏡を見ながらストレッチをする彼女の姿があった。

小「帰らんの？」

・