ただ君が好き。赤 (ページ48)

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#48.苦しいページ48

受付に付いてどうしようか迷っていると
声を掛けられた。マネージャーだ。

ﾏﾈ「こっち」

重「A！！」

ﾏﾈ「席を外すから、後はよろしくな」

重「ありがとうございます」

おでこを触るとほんのりまだ温かい。
腕には点滴の管が三本伸びていた。

重「助けてあげれんくてごめん」

「側にいてやれんでごめん。」

「気づいてやれんでごめん。」

『そんなに謝んないでよ。』

重「…っ大丈夫なんか！？」

『大袈裟だって、大丈夫って言ったでしょ』

重「大丈夫ちゃうかったやんけ」

『あはは(笑)』

笑いながらベットと共に体を起こした。

重「笑い事ちゃうわ！ほんまに心配してんからな！」

『心配してくれたんだ。もう、嫌われたかと思った』

重「こんなんで嫌いになれるか！あほ」

『来てくれてありがとう、仕事途中でしょ？早く戻りなよ』

何でだろ、しげ見てたら私が泣きそう

重「取材別日になった。だから大丈夫」

『今は、ちょっと休みたい。だから帰って？』

重「帰らん！」

『お願い、帰ってよ…』

重「後悔してるねん！あの日俺が帰らんかったら俺が1番に体調の変化に気づけたのに…気持ち伝えんかったらこんなことにならんかったのに…って、今帰ったらまた後悔しそうやから帰らん。」

『しげの顔見たくない…』

重「泣くくらい俺の事嫌いか？」

『くるしい…』

重「うん」

『しげ見てたら苦しくなる。』

重「それは俺の事好きやから？」

『そうかもしれない』

重「うん、そうか。ってえ！？」

『でも生きてる世界が違うから』

重「そんなん関係ない、隣で守らせてや」

『私厄介者だよ？』

重「俺が一番お前の性格知っとるわ」

『酒癖悪いよ？』

重「可愛く素直になるからええんちゃう？たまには」

『…………』

重「なんで黙んねん」

『好き』

重「俺も好きや。もう絶対離さへん。」

思いっきりAを抱きしめた

『バカ！アホ！』

重「俺と付きおうてくれるか？」

『どうせならイケメンの流星やのんちゃんが良かった』

重「俺もイケメンやろ」

『ニラ炒めしか作れないじゃん』

重「最近卵入りやで」

『でもしげを選んだら幸せになれる気がする。』

重「2人の時はさ、大毅って呼んでや」

『大毅』

重「俺って幸せもんやな。そんな俺と付き合うAも幸せもんや」

『ありがとう』

重「ライブ絶対成功させよな」

二度目のキスを交わした。

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