ただ君が好き。赤 (ページ47)

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#47.好きの気持ちページ47

神ちゃんの呼ぶ声がしてスタジオにいたメンバーやマネージャー、スタッフが集まってきた

中「神ちゃんどうした？」

神「熱が上がってる」

「「「A！？」」」

重「なんやねんこれ」

中「とりあえずさっきの病院にすぐ連れていこ！！」

小「やっぱり無謀やったんや。俺が止めてれば…」

神「のんちゃんのせいちゃうよ。」

すぐにマネージャーの車で運ぶことになった。
ほとんど撮影は終わっていたので
取材は別日になり、残ったのは撮影チームと
メンバー7人だった。

重「熱あったってこと？」

神「一緒におって気づかんかったん？」

重「しんどそうにしてる思ったけど…」

やっぱり、あん時熱あったんや…

小「元を正せばしげのせいやろ！！」

中「小瀧、落ち着け」

ただただ見守ることしか出来ない
桐山、藤井、濵田を横に取り乱す小瀧。

中「落ち着いて話せるか？」

小「お、おう。」

神「しげ、オフの日の前Aん家おったんやろ？」

重「そやけど」

神「Aの家よく行ってたんやって？最近しげの様子がおかしいって相談の電話があった。」

重「俺がお風呂入ってる時…」

神「オフの日夜ならって話聞く約束しててん。でも一切連絡なくて連絡も付かんくて家行ったらドア開けた瞬間高熱で倒れてしまった。直ぐに病院駆けつけて、淳太とのんちゃんが来てくれた」

中「過度なストレスと疲労、寝不足が主な原因。一日何も食べてなかったみたい。」

小「俺が現場行ったら喧嘩なる思って俺が残ってた。でも今朝目覚まして、撮影行く！って一点張りで何言うても聞かんくて渋々医者の許可もらって連れてきた」

神「案の定ぶり返した感じ。生きてるのが辛いって、まだ両親の事故で自分だけが生き残ったこと後悔してる。ずっと苦しみの中にいるんだよ。」

重「俺はAが好きや。Aにメンバーとしか見て貰えんくてイライラしてた。誰にもこの思いは譲られへん。メンバーにあかんって言われても多分ずっと好きやと思う」

桐「そんなん誰が否定すんねん」

濵「好きの気持ちは自由やろ？」

神「もっとはよ言うてくれたら協力したやん！」

小「この恋愛マスターに相談しな！」

藤「俺ら以上にAは苦しんでる分、誰がそばで支えてあげれんねん。１回振られたくらいで諦めんのか？」

中「俺らが味方や、行ってこい！」

重「お前ら」

中「走んの得意やろ！はよ行け！」

重「ありがとう！！」

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