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#26.昨日の記憶 ページ26

朝、お味噌汁の炊くいい匂いと鳥の鳴く声で目が覚めた。
昨日は夢だったんだろうか。


重「ん、ここは?」

恐る恐る寝室の扉を開けると…


『おはよう』


重「おはよう」

夢ではなく現実だった


『ねぇ、昨日の記憶ないんだけど私しげに何かした?』


重「何かって?」



『いや、起きたら同じベッドで寝てたから…そのなんて言うか…』


重「なんもしてへんよ?俺めっちゃ頑張ったからな!ほんま褒めて欲しいわ!」


『良かった…』


重「良くないわ!お前絶対に外で飲むなよ!」



『そう言ったのに飲ませたのそっちじゃん!』


重「まぁ、そうやった」


『途中から話した記憶もないんだけどさ、私何も言ってなかった?』


重「知りたい?」


『べ、別に』


重「じゃあ教えなーい」


『腹立つ』


重「まぁ、あまりにも可愛いこと言うから俺の理性はギリギリやったけど」


『は?何言ったの私』


重「気にならんねやろ?」


『もう嫌い』


重「なんでやねん!」


『だって教えてくれないんでしょ?』


重「俺じゃなくてその辺のおっさんとかならお前襲われてんで?やから、酔っ払ってでも寂しいとか帰らんといてとか言ったらあかんよ?」



『は?私そんなこと言ってた?』


重「ばっちりな、俺頑張ったやろ?最終的に一緒に寝てくれ言われて…どうなる事か思ったわ」



『ごめん…』



重「まぁ、俺でよかったよ。今度なんかお礼してもらお〜っと(笑)」



『なんでもさせて頂きます。それより朝ごはん作ったけど食べていく?』


重「おう、貰うわ」


『たいしたもん無いけどた…』


重「朝からお味噌汁ある時点でしっかりしてるわ」


『なら良かった』



重「いただきます」



『どうぞ』



重「てか、なんで小瀧と同じマンションなん?」



『あ、』


重「ん?」



『最悪…』



重「何が?」



『この家絶対に教えないって思ってたのに…』


重「だから何が?」


『いや、こっちの話』


重「意味わからんねんけど」


『たまたま物件探してる時に俺と同じマンション空いてるでって言ってくれたからここにしただけ。駅からも近いし同じ方が夜一緒の時とか遅れるしマネージャーも楽やろって』


重「小瀧は家来たことあるん?」



『ブログ見てないの?』


重「誰の?」



『のんちゃんと神ちゃん』



重「んー?」


Aに言われてブログを開いてみると…



重「これお前ん家やったん!?」



『そう(笑)』



重「何か嫌やな…」



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karen(プロフ) - 初めまして!読ませていただきました!続き楽しみにしてます! (2021年11月9日 9時) (レス) @page2 id: eb6042d99a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Spica | 作成日時:2021年11月8日 5時

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