#10.俺らに興味無いん? ページ10
桐「一体何者なんや」
中「俺ちょっと行ってくるわ」
「次いつ来ますか?」
『不定期なんではっきりとは言えないんですよ…』
「大体何時頃とかって分かりますか?」
『平日は放課後になるので17時以降、祝日はほんとに気分ですね(笑)良ければSNSでゲリラ情報発信しているのでフォローお願いします(^^)』
そう言ってフライヤーを渡す
「ありがとうございます!すぐフォローしますね!」
中「僕もその紙貰って良いですか?」
『はい、ぜひ!って王…じゃなくて中間さん!』
重「なんやお前!何しに来たんや」
中「ただただファンになったんよ、歌と歌声に」
桐「淳太くん!」
『あ、桐山さんに神山さん…他にも…』
王子5人組がいる….
こんな所バレたら学校生活ただ事じゃない。
中「これ、フォローしたらいいん?」
『あ、はい!情報発信しているので良かったら』
神「俺はAちゃんの連絡先欲しいな〜」
『あまり関わったことない人に連絡先教えるのは気が引けるのですみません。』
「Aちゃーん!!」
『あー!今日終わっちゃいました…』
いつも見に来てくれる常連のお兄さん。
「うそー!ちょっと寝過ごして…まさか土曜日に来るなんて油断した」
『ほんとに急すぎて私もギター一本抱えてきました(笑)』
「通知オンしとくわ、次こそ見に来るわな!」
『はい!のんちゃんも次は参加できると思うのでお願いします(^^)』
「はいよ〜」
藤「なんか馴れ馴れしいなあの人」
桐「なぁ、」
………
桐「おい、あんたや」
『私ですか!?』
桐「ちょっとええか?」
『ここじゃダメですか?』
桐「ダメちゃうけど、ちょっとなんか…」
『しげ、すぐ戻る!』
重「はいよ」
ーーーー
桐「あんた俺らに興味無いん?」
『俺らにとは?』
桐「俺ら5人組」
『興味も何も学年も違えど、絡むことも無いので特に何もないですけど…』
桐「ほんまに言ってる?」
『他に何かありますか?』
桐「俺ら金持ってるからって言い寄ってくる女いっぱいおんねん。特に淳太くんとか」
『それは大変ですね…』
桐「それだけ?」
『他に何か?』
桐「俺ら金持ってんねんで?」
『それって、親のお金ですよね?確かに親御さんのこと聞くと住む世界が違うなって思いますけど、それって凄いのは親ですよね?』
桐「なんなんお前…」
俺らの1番痛いとこ突いてきた。
『今の生活も何も不満ないんで』
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作者名:Spica | 作成日時:2021年9月27日 7時