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#45.俺のわがまま ページ45

そのまま各自、家に送ってもらい寝る準備をしていていると携帯の音が鳴った。


しげ起きてる?
A起きてるよ
しげベランダでちょっと話せんかな?


ベランダをみると既にしげが待っていた。
家と家の距離が近く
昔からよく親に内緒でお喋りしてたな〜なんて



「遅くにごめんな」


『んーん、大丈夫』


「ほんまに付き合ってるねんな。照史と」


『自分でも実感無い』


「今から言う事、俺のヒトリゴトやと思って」


『………』



「俺には小さい頃から幼なじみがおった。しっかりしてるように見えてどっか抜けてて、どんさくて我慢しいで、目を離したらすぐにどっかに行ってしまうやつ。

俺昔からこんな性格やから怒られること多くてアホばっかやってきたのにそいつは俺の事“楽しい”っていつも一緒におってくれてん。仲間出来て初めて絶望を見た時、そいつがな“選んだ道は間違ってないよ”って言ってくれたおかげで俺は今めちゃくちゃ楽しい

でもこの関係壊したくなくて、何も言わず一緒におったらええって別に恋とかする柄じゃないからさ、そいつ。一生俺が傍におって守ったろって勝手に思っててん。やのにな、

俺とは正反対の男と知り合って遊ぶようになって毎日楽しそうやった。金持ちの何がえらいねん!って思ったけど、全然違うくて…気づいた時には俺失恋してもうてた。」



『それって…』



重「長々とごめんな、さっき気づいた。このままがいいとかじゃなくてきっと世間体で言う恋人になりたかった。




俺、Aのことが好き」




『………っ、』




重「でもさ、俺はAが笑ってる姿見たいねん。だから泣かんで?」



『っ、泣かしたのはどっちや』



重「返事とかもいらん、お前を支えるのは照史でもええ。でも夢を叶えれるのは俺ら3人やから。わがままかもしれけど、このまま3人で夢叶えたい。」



『しげはさ、馬鹿で阿呆な癖に人一倍明るくて皆のことを笑顔にできる。しげといると自然と1人だってこと忘れられなる。何かあってもきっと助けてくれるだろって。だから私ずっとしげの隣にいたんだよ?絶対に3人で夢叶えようね』



重「ありがとうな、」

ーーーー


A今日はありがとう😊
とっても楽しかったです!

照史くんこちらこそありがとう
俺こそ、幸せやわ!
今日はゆっくり休みな!おやすみ

Aおやすみなさい


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作者名:Spica | 作成日時:2021年9月27日 7時

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