王子との恋。橙 (ページ32)

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#32.デートページ32

あの配信をきっかけに3人は凄まじい勢いで
人気グループになっていた。

一度路上でやった時には凄い人で溢れかえってしまい
警察沙汰に…
予告無しでやったりもしたけど
それでも人はごった返し何度も警察のお世話になっていた。

さすがにこれ以上は…って
路上でのライブはやらず、練習のみ。

練習風景や歌ってみた動画をネットにあげる日々。

そんな中今日は待ちに待った照史くんとお出かけ。

相手も相手だから少しはお洒落しなきゃって
いつもより少しお洒落してメイクもした。

桐「お待たせ！待った？」

『全然待ってないです！』

桐「なんかいつもと雰囲気違うな〜」

『久しぶりのお出かけなんでちょっと…笑』

桐「それは少し期待してもいい？」

『なんのことですか笑』

桐「まぁ、いっか！」

電車に揺られ京都駅ー嵐山へ

桐「そう言えば生配信見たで！」

『ほんとですか！ありがとうございます』

桐「淳太くんなんかほんまにファンになってもうてるし(笑)」

『嬉しいです！』

桐「そのさ、気になったことあるねんけど」

『なんですか？』

桐「その、初恋とかの話してたけど、あの二人と付き合ってるとかって…？」

『ないないない！絶対無い！笑』

桐「ほんまに！？」

『幼なじみだし、ほんとに仲のいい友達なんで』

桐「二人がAちゃんに恋愛感情持ってても気にならんの？」

『あの二人に恋愛事情持っちゃいけないんです。』

しげを守るって約束したし
また、あの時みたいになりたくないから…

桐「なんかあったん？」

『昔ちょっと、ね』

桐「そっか…」

『今日は楽しむって決めたんです！こんな話じゃなくて楽しみましょう！』

桐「せやな！！でもAちゃんのこともっと知りたい」

『なんか照れますね(笑)』

桐「誕生日とかって聞いてもいい？」

『夏生まれです』

桐「え、俺と一緒やん！！」

『ほんとですか！？』

桐「俺8月31日！最後の日！」

『私、8月18日で中旬ですね笑』

桐「え、18！？」

『そうです笑』

桐「流星と一緒や」

『流星って、あの身長の高い…確か藤井さんですか？』

桐「そうそう！藤井！すご、こんなことあるんや！！」

『私の友達2人も夏生まれで、夏生まれ多いんですね(笑)』

桐「他にも神山ってやつが7月1日やなぁ」

『夏のお祝い大変ですね笑』

桐「何あげるかめっちゃ困る！笑」

たわいもない話をしていると目的地にー

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