王子との恋。橙 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:22 hit、合計:47,725 hit

#4.連絡先の行方ページ4

小「あ、王子や」

中「えっとー…この間の」

『あ、どうも…』

重「知り合いか？」

『この前ぶつかった人』

重「あ、転んで手擦りむいた言うてたやつか」

中「連絡無かったから…傷大丈夫かなって思って」

『ただの擦り傷なんで大丈夫です。わざわざ出向いてもらいすみません。』

神「えっとー…名前は？」

『佐藤です』

神「ちゃうくて、下の名前！」

小「A教えんでええよ」

神「ん、Aちゃんね！」

『バカ』

重「あほや…」

小「やってもうた…」

神「俺らのことは知ってるやろうから適当に呼んで！」

濵「Aちゃん、淳太の連絡先聞いたんやろ？それどうしたん？」

『連絡先？あ…』

捨てたなんて言っていいのだろうか…

桐「まさか…！？」

『すみません…捨ててしまいました…』

中「まじで！」

桐「は？え、捨てた！？」

藤「まじか！笑」

神「え、ほんまに言ってる？笑」

『あ、でも個人情報なのでちゃんと家に持ち帰りシュレッダーにかけたので大丈夫です！』

桐「まじか…」

中「ほら、大丈夫やったやろ？」

桐「疑ってごめん」

『なんの事か分からないんですが…』

藤「照史がな、もしかしたら連絡先誰かに売られたり変な風に悪用されるかもって君のこと疑っててん」

『私ですか！？そんな事…』

重「Aがそんなことする訳ないやろ！気分悪いわ！A帰るで！」

散らかっていたノートを一瞬にして片付け部屋を去ろうとするしげ

小「あ、ちょっとしげ！」

『すみません、普段はこんな人じゃないんですけど…失礼します。』

ーーーー

濵「Aちゃんええ子やったな〜」

神「可愛かったし」

藤「横におった2人もなかなかのイケメンくんやったで」

中「あの子、なんか他の子らとちゃうよな」

桐「淳太くん変なこと考えんといてや」

濵「確かに違う！なんか分からんけど惹かれる部分あるよな」

桐「濵ちゃんまで！もう関わることなんてないやろうし下手に首突っ込むのやめよ。」

ーーーー

重「あいつら本間なんなん！」

『落ち着きなって』

重「だって疑われててんで！」

『そういう立場にいる人何だからしかないでしょ』

小「まぁ、俺らが苦労してきたように王子たちも俺らが分からん苦労してきてるんやろ」

『お金持ちって大変そうだもんね』

重「あんまりあいつらに関わんなよ」

・