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9話。 ページ10

誰だか分からない、男の人と一緒に歩く。





ゲーム……?





未だにクリアした人はいない……。





それを私がクリアできるのか…。





……。







あの部屋にあった__









合わせ鏡……。







その中に、今私はいる…。





そして、何故だかゲームをしている…。





状況がイマイチ掴めない……。





____



今考えていることは



彼に筒抜け…。



逃げれない…。





逃げてるのに






「大丈夫です。逃げるを選んだのであれば何事も起こりませんから。」





どういうこと?




「少し複雑になったダンジョンを抜けるだけです。」





そうなんだ。




なんとなしに顔をあげた。




…?




「おや、何かありました?」




『ううん。なんでもないよ…』



「やっと喋りましたね。」



喋らない方が良かったかも…。



「可愛らしい声ですね。…ああ、心配ありません、平気ですよ。声を出したところで何にもなりませんから。」



声、可愛くない。


平気なら良かった…



「…ま、俺が守ってやるって。」




…え。



キャラ変した…。



「ちげーよ、俺は執事風のこいつとは別人‼」



こっち見ろ、と手を引っ張られる。



…めっちゃイケメン。



いやこれしか言えない…




私のテンションおかしくなるレベルでイケメンだ



「うわ、ちょー褒められた」



え、なんかごめんなさい…



「いいっていいって、褒められて気を悪くする奴なんていねーよ。」



「でも、君良かったね。あの、合わせ鏡に私は誰?と言うと、顔を無くすんだよ。」



へ?



なにそれ。



「あー。なんか、混乱してるね?」





いやうん、そりゃね…


混乱するわ!!




「あ、怒られちゃったみたい。どうしようか」






「知らねーよ。俺に聞くな」






「んー。じゃあ、話変わるけどさ。キミはどうしたいの?前の世界に戻りたいの?」






そう言われれば、そうだよね。







ていうか、私鏡から来たんだよね。







あれ、でも鏡からきたのは、2回目?





え?






なんで?









……もしかして、鏡の世界って何個もあるの?









じゃあ、私は元の世界に帰れる可能性ってあるのかな…。

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plant* - rinne*さん» はいっ、読ませていただきます!!更新待ってます! (2016年3月2日 14時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
rinne*(プロフ) - plant*さん» ありがとうございます!残りの二人の文才がすごすぎたんです笑ほんとにありがとうございます!こ、これからも読んでくださると嬉しいです…!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: ffba06a939 (このIDを非表示/違反報告)
plant* - すごく面白いです! 描写?とかいろいろ細かくて…! 話に引き込まれました!更新頑張って下さい!!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛音、瀬戸有菜、ウサラギ* | 作成日時:2016年2月2日 13時

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