7話。 ページ8
私は親友のマイに聞いた、
学校の七不思議のことが気になって、
理科室の隣まで来ていた。
そこの前で立ってみると、
どこか緊張が…。
『……ここが…学校の七不思議の一つ…』
ここのドアを開けると、
大きな合わせ鏡があると言う__
____
『入ろう……。』
私はそう決心し、ドアノブに触れた。
思ったより力がいるみたいで、
やっとの事で開けれた。
『………!!』
大きな合わせ鏡……。
学校の七不思議の1つ。
ふと、マイの言葉が思い浮かぶ。
___そこの前に立つと、未成年の子供を鏡の世界に、連れて行っちゃうらしいよ。
『……鏡の世界…か…。』
……私がいるこの世界は一体何…?
……鏡の世界…?
でも、合わせ鏡の前に立つと……
鏡の世界に連れて行かれるんでしょ…?
____
…なら、ここの前に立つとどうなるのか…。
ちょっとだけ、考えよう。
私がいる世界 = 鏡の世界
鏡の世界にある、合わせ鏡 = ?
この「?」は、一体何処になるのか……。
私が元いた世界…?
それは、本当にそうなのか。
そんなのは、誰も知らない。
誰も分からない。
『……確かめなきゃ……ね……?』
私は、無意識にそう呟いた。
____
私は、合わせ鏡の前に立つ…。
そのとき、何処からか私を呼ぶ声がした。
「……A。」
……!?
「誰…?」と声を出そうとしたが、出せない。
…え…!?
なんで声が出ないの……!?
その瞬間、私が鏡に映った姿は歪み、
私の意識は、そこで途絶えた…。
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plant* - rinne*さん» はいっ、読ませていただきます!!更新待ってます! (2016年3月2日 14時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
rinne*(プロフ) - plant*さん» ありがとうございます!残りの二人の文才がすごすぎたんです笑ほんとにありがとうございます!こ、これからも読んでくださると嬉しいです…!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: ffba06a939 (このIDを非表示/違反報告)
plant* - すごく面白いです! 描写?とかいろいろ細かくて…! 話に引き込まれました!更新頑張って下さい!!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛音、瀬戸有菜、ウサラギ* | 作成日時:2016年2月2日 13時