２話。 ページ3
ふっと前の意識が戻った。
嫌な夢でも見た気分…いや、現実だったか。
『…。』
夢ならばどれほど良かっただろう。
一刻も早く
私だけの、家族や友達や家や…セカイを返して欲しい。
なぜこんなことになったのかなんてわかるはずがない。
『…はぁ。』
今日何度目ともしれない溜息をつく。
いつになったらココを出られるのだろうか。
同じ世界なはずなのに、違う異世界に来たようだった。
まさに＿＿＿
……鏡のセカイ。
いつもと何も変わらないように思うが
何処か、違和感を感じる…。
それが今私がいるセカイ、だ。
鏡文字が何故かサラサラ読めてしまう。
それはそれで、自分がこのセカイに順応している証のようで、腹立たしくも悔しくもあった。
マイ「どうしたの？A。今日元気ないね…。」
辛かったら相談してね！って言ってくれるマイは優しい。
私が知ってるマイだ。
見た目が違っても。
…ううん、やっぱ知らない！！！！！
見かけも大事だけど性格の方が重要、だなんて
そんなの嘘だ。
性格が変わらないとはいえ見た目が違ったらそれは私が知ってるマイじゃない。
…マイじゃ…ない。
『なんなんだ、私。最低。』
頭を抱えながら小さく呟いた。
マイじゃないとか、マイだとか…。
お母さんじゃないとか、お母さんだとか…。
考えたって答えはでない。
咲き始めた緑の葉が
ちょっぴり恨めしかった。
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plant* - ｒｉｎｎｅ*さん» はいっ、読ませていただきます！！更新待ってます！ (2016年3月2日 14時) (
レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
ｒｉｎｎｅ*(プロフ) - plant*さん» ありがとうございます！残りの二人の文才がすごすぎたんです笑ほんとにありがとうございます！こ、これからも読んでくださると嬉しいです…！！ (2016年2月21日 16時) (レス) id: ffba06a939 (このIDを非表示/違反報告)
plant* - すごく面白いです！ 描写？とかいろいろ細かくて…！ 話に引き込まれました！更新頑張って下さい！！！ (2016年2月21日 16時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音、瀬戸有菜、ウサラギ* | 作成日時：2016年2月2日 13時
