執事からの愛が重い【まふまふ】

結婚 ページ34

真っ白なドレスに身を包んで

そらるさんとバージンロードを歩く

お父様は何故か

結婚式には、出ないと言っていた

嬉しくも、なんともない

結婚式



会社の繁栄の為

名誉の為

私は、生贄にされる



脳裏に浮かぶのは、真冬の顔ばかり

あの後、真冬は姿を消してしまった

探したの、探したけど

いなかった

ああ、嫌だ

知りもしない誰かと結婚して

抱かれるなんて



ずっと下を向いていたからか

新郎の足が見えた

刹那、聞こえた



ま「お嬢様」



懐かしい、声

真冬、だ



貴「まふ、、、、ゆ、、、っ」




なんで、なんで




ま「言ったでしょう？僕は白川家の息子

兄がいるからいらないって一度捨てられたから、戻るの大変だったんですよ？

まぁ、篝月家の執事やってたって言ったらすぐ向かい入れてくれましたけど

兄をお嬢様と結婚なんてさせられませんからね

代わりに僕が、結婚します」





涙で前が歪む

足元がふらつく

感情が溢れて、涙が溢れて、止まらない






ま「僕と結婚、してくださいますか？」

貴「はい、、、っ」









物語は、いつもハッピーエンド

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