8話 ページ10
最後のチームVの更衣室…
困ったな…冷蔵庫の上に空のボトルがある…
どう頑張ったって、届かないこの現状……
どうしようか悩んでいると、真後ろから手が伸び、ヒョイッと空のボトルを取ってくれた…
凪｢…ほい｣
その手の正体は、凪くんだった……
お礼を言おうと、振り向くと…上半身裸で真っ白の髪から水が滴っていた…
｢……っ服着なよ……風邪引くよ?｣
凪｢えぇ……服どっかいった｣
｢えぇ、よくそんな格好でここまで来たね…｣
凪｢…それより……頭拭いて?｣
｢……えぇ……｣
ベンチに座った凪くんがタオルを持って見上げてきた……
サポートっていうか、ペットの世話だろこれ……
仕方なく、タオルを持って…頭を拭くことに…。
｢……はぁ、他人の頭なんて拭いたことないよ｣
凪｢…そぉ?…上手じゃん…気持ちいいよ?｣
｢…それは良かった……褒められても嬉しくないけど…｣
凪くんの髪の毛……フワフワで白い髪色してるから、兎みたい…
ある程度拭いて、タオルを凪くんの肩にかけた。
｢このくらいでいいでしょ……｣
凪｢…ん、ありがとう……｣
｢どーいたしまして…とりあえず、服取ってこいば？｣
御｢凪!服忘れてるー！｣
凪｢あ、ごめん…玲王｣
｢ゲッ｣と声を漏れそうなのを抑え……気にせず、冷蔵庫を開けてボトルの交換をしていた……
ちょうど、凪くんに服を着るよう促した時に入ってきた…
目が合わないよう、淡々とボトルを交換していると……
横から手が伸びてきた…勿論、凪くんじゃない。
御｢…冷蔵庫の上のボトル……届いたんだ?｣
｢……は？｣
この男…届かないと分かってて、わざと冷蔵庫の上に置いたな…
嫌がせの仕方が餓鬼っぽくて、相手したくない…
無視をしようと冷蔵庫に目を向けるも、ボトルに手を置かれている。
｢……｣
御｢てか、愛想悪くね?
ここに、何しに来たんだっけ?
マネージャー?｣
凪｢…レオ…やめなって｣
御｢…あぁ、それとも……男？
体で稼いでんの?これだから、貧乏人はみっともねぇ｣
その言葉で、我慢の限界に達した……
御影玲王の手を振り払って、ボトルの蓋を外して中のドリンクをぶちまけた…
凪｢…っ!?｣
｢あら、風邪引くよ?
まぁ、逆上せあがった頭にはちょうどいいか……冷ましてあげたんだから感謝しろよ｣
そう言い残し、近くにあったタオルを御影玲王に投げ付け…
更衣室を出た……
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乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！私、逆ハー&大好きで…めっちゃ嬉しいです！ブルロのキャラたち全員かっこいいしかわいいですよね！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年3月16日 15時) (
レス) @page17 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - kaedeさん» コメントありがとうございます!!ですよね!!潔くんかっこよくもあり可愛いんですよ!! (2022年12月19日 22時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - 潔くん可愛い。めちゃわかる() (2022年12月19日 19時) (レス) @page50 id: 92efcba7a4 (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - noche/ノーチェさん» コメントありがとうございます!読んでいて、とても嬉しく感じました!!今後ともこの作品共々よろしくお願いいたします！ (2022年12月8日 21時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
noche/ノーチェ(プロフ) - コメント失礼します！主様の小説の書き方がとても好みで、お話の内容も筋が通っていてとても素敵です!!夢主ちゃんの過去とキャラの展開がとても楽しみですね。無理をなさらない程度に頑張ってください！応援してます!!失礼しました。 (2022年12月8日 21時) (レス) id: 958fbd2e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユミカン | 作成日時：2022年12月6日 13時
