私がサッカーを嫌いな理由

7話 ページ9

今日は、何故か私が絵心さんの部屋の掃除を任されていた…。



｢なんで、こんな事まで……

自分の部屋の掃除くらい自分でしろっての…｣




本人が席を外してる間に、そんな事をボヤきながらゴミを袋に詰めていた。



てか、さっきからインスタントラーメンか焼きそばのゴミしか見てない…どんだけ、インスタント好きなんだよ…




畳の間の床には、資料が所々落ちているので拾い集めていたら……


ある夢主を見て、手が止まった…。


｢…凪 誠士郎……



やっぱり、伍号棟の中で1番点を決めてる……｣



奇跡的に、私の直感は当たっていたみたい…

凪くんはかなり実力があるみたいだ…。



｢…ん？この男……昨日の……


御影 玲王って言うの?ふーん｣



態度が悪かった昨日の男の名前まで目に止まった……


さらに気分が悪くなった……



けれど、資料を見るからにこの2人の選手は相性が良く……御影玲王が凪くんを押し上げているイメージ…




絵｢…片付けは終わったのか?｣


｢うわぁっ!!いたなら声掛けてくださいよ!!｣



いつの間に帰ってきたのか…絵心さんは私の見ていた資料を奪い取って、そう聞いてきた…



｢…終わりましたよ……後、資料はここにまとめましたんで……｣



絵｢へぇ、以外に役に立つね……｣



｢それは、どーも｣



絵｢さぁ…終わったなら、さっさとマネージャー業に戻れ…｣



その言葉に舌打ちしながら、絵心さんに言われた通りマネージャーの仕事に戻った……



今日のドリンクの補充は、更衣室の冷蔵庫だ……後、空のボトルの回収…



チームZの更衣室に行くと…赤色の髪色で長髪の人が…ちょうどドリンクを飲んで休んでいた…



?｢……なんか用?｣



｢すみません、冷蔵庫のボトルの補充に……お気になさらず…｣





冷蔵庫のボトルの補充をさっさと済ませ、空のボトルを回収していく……

その人が飲んでるボトルは…どうしようか…



?｢あ、ごめん……すぐ飲み終わるから、待ってて｣


｢…あ、分かりました｣



気を使ってくれて、すぐに飲んでくれた…


?｢…ねぇ、昨日から来たマネージャーでしょ？


あぁ、俺…千切豹馬……名前は?｣



｢…帝襟夢主です…｣


千｢…えーと、夢主でいい？

よろしく…｣


｢…はい、よろしくお願いします｣




こうして見てみると、千切くん美人だな…

そんな下らない考えを振り払って、千切くんから空のボトルを受け取り次の所へ…

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