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48話 ページ50

「…潔くん?」




潔「おう、おつかれ…」



食堂に入ってきたのは潔くんだった…



「お疲れ様…


こんな時間に珍しいね…食堂くるなんて…」



潔「あー……いや……たまたまここ通ったら、夢主がいたから…



その、喋りたいなと思って…」




照れくさそうに、首の後ろに手を置いて…そう言った。


少し顔が赤い…そんな彼を見て、出会った頃を思い出した…



「うん…いいよ、喋ろ?」



潔「っうん!!」



嬉しそうに、目を輝かせて真正面の席にすわった…


ちょっと可愛いとか思っちゃったのは秘密…



潔「なんか、懐かしいな…このシチュエーション」



「確かに…まだ1次選考の頃でしょ?



そう考えると、時間経つの早く感じるね」



もう、3次選考まで来た…思い返せば、本当にあっという間だった。



潔「そうだな…」



「…潔くん、おかず納豆だけだったのにね」



潔「まぁな、あの頃の俺は全然弱かったし…」



「本当に強くなったよね……潔くん」



パスタを啜りながら、懐かしいと2人で話した…


今の彼は、1次選考の時と比べ…とんでもない進化を遂げた…


きっと、この先まだまだ成長していくだろう。




潔「っなぁ…夢主!


1次選考の最終戦の前に言ったこと…覚えてる?」



「…え?」



急に真剣な顔つきになった潔くん…

確か、潔くんに可能性が何とやらって話した記憶がある。




「まぁ…」



潔「夢主がああ言ってくれなかったら…俺、ここにいなかった

と思う…」



「そんな…大袈裟だよ」



潔「大袈裟なんかじゃねぇよ!」



そう強い口調で身を乗り出した…潔くんとの距離が近くなった。



潔「本当に感謝してんだよ…!



色んな意味でさ…実際俺には、自覚してない能力もあったし…

だからっ



……って、ごめん!!」


目が合った彼は、私と顔の距離を自覚したのか…

我に返った様に、慌てて元の体制に戻った。



恥ずかしいのか、そっぽを向いて手で顔を隠してしまった…


けれど、耳がほんのり赤く染まってるのが見える…。






そんな彼をみて……ある事を思い出した…



潔くんと交わした約束を…。





「ねぇ……潔くん、私からも…その…



話す事がある…」




潔「…話す事?」















「…私がサッカーを嫌いな理由…」









ーーーーーーーーーーー


作者から皆様へ



ここまで読んで頂き本当にありがとうございました!!



続編を近々やろうか悩んでおります。

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乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!私、逆ハー&大好きで…めっちゃ嬉しいです!ブルロのキャラたち全員かっこいいしかわいいですよね!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年3月16日 15時) (レス) @page17 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - kaedeさん» コメントありがとうございます!!ですよね!!潔くんかっこよくもあり可愛いんですよ!! (2022年12月19日 22時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - 潔くん可愛い。めちゃわかる() (2022年12月19日 19時) (レス) @page50 id: 92efcba7a4 (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - noche/ノーチェさん» コメントありがとうございます!読んでいて、とても嬉しく感じました!!今後ともこの作品共々よろしくお願いいたします! (2022年12月8日 21時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
noche/ノーチェ(プロフ) - コメント失礼します!主様の小説の書き方がとても好みで、お話の内容も筋が通っていてとても素敵です!!夢主ちゃんの過去とキャラの展開がとても楽しみですね。無理をなさらない程度に頑張ってください!応援してます!!失礼しました。 (2022年12月8日 21時) (レス) id: 958fbd2e0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユミカン | 作成日時:2022年12月6日 13時

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