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『………ん、』
「………可愛いね、A」
何度も何度も繰り返されるそんな言葉とキスに、恥ずかしさで脳内はもう、ショートしかけているというのに。
本能で感じてしまうのは心地良さと、多分いわゆる幸せってやつだ。
何だかほわほわとして、くすぐったくて。
『………ん？』
「ああ、本当に可愛い………このまま食べ尽くしてしまいたいくらいだ」
『え？ や、ちょ？ 待て待て待て……！』
ぐぐぐ、と特級のデカい身体にのしかかられれば、私なんてひとたまりもないに決まってる。
あっと言う間にころんと押し倒された、カーペットの上。
天井をバックに笑みを見せているのはもちろん、夏油先輩だ。
『無理無理無理！ さすがに展開早い！』
「ふふ、大丈夫だよ。私に任せておいて」
『そーいう問題じゃなくてですね……！』
あれ？ たった今の今だったよね？
「大事にする」とか、めちゃくちゃ男前なセリフ吐いてたの。(困惑)
あれれ？ もしかして私、色々と騙されてる……？
「騙してなんかいないよ。私は本気で君のことが好きで、大切に思ってる」
『あ、やっぱお腹にエスパー呪霊いる感じですか？』
「うーん………今すぐAを食べてしまいたいのも、本音だけれど…………確かに女の子には、色々と準備が必要だろうから」
今日はここまでで我慢するよ、と。
少しだけ油断した私の唇を割って入ってきたのは、熱くて厚い先輩の舌。
『っ、んん……ぅ……』
「………やっぱり可愛い」
恋愛ビギナーな私の頬が、更にどうしようもない程に熱を上げてしまったのは、果たして＿＿＿＿＿
不本意ながらも、ひどく気持ちの良いキスのせいか。
それとも、飽きずに繰り返される甘ったるい程の囁きのせいなのか。
改めてこの特級術師との実力差(恋愛面も大いに含む)を、思い知らされた私は観念して。
きつく目を閉じたまま夏油先輩の広い背へと、腕を回したのだった。
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ひよ(プロフ) - ナミさん» ナミ様、こちらの話し作品にまでコメント頂き、本当にありがとうございました！嬉しかったです♥️ (2023年4月8日 14時) (
レス) id: 03402cf4a3 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - コメント失礼します｡すごく面白かったです!最後まで面白いです!!最高です(^^) (2023年4月8日 10時) (レス) @page50 id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃん様、はじめまして！完結済みのこちらにコメントして下さって本当にありがとうございます♥️ めちゃくちゃ嬉しかったです！お気に召して頂けたようで、光栄です！ (2023年3月27日 16時) (レス) id: 03402cf4a3 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - 最高過ぎます...。オチが夏油ｻﾏと五条ｻﾏが交互にいらっしゃる（語彙力)のが最高過ぎますしTT最後の話もおもろくて最高···尊い (2023年3月27日 15時) (レス) @page50 id: 242dc6d800 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 夜月さん» 夜月さま、最後の最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました♥ 頂けたコメントのおかげで、何度助けられたかわかりません…！私もこの夢主、書きやすかったです(笑) また気が向かれましたら、新作も宜しくお願い致します！ (2023年1月23日 20時) (レス) id: 03402cf4a3 (このIDを非表示/違反報告)
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