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快彦side








変態を鉄道警察に自首させてから俺たちは家に帰った。



家に帰ると、Aに年下3人が群がってて慌てて引き離す。
すると、Aは泣きそうな顔をして「上書きして」と頼んできた。


「最後に触られたのがあの人なんて絶対嫌だ」って言って。








俺はたまらなくなった。











「Aちゃん。…ごめんね、怖い思いさせて…」


A「ううん」


「泣かないで…もう、こんな思いは絶対にさせないからね。」


A「うん」











Aの頬に伝う涙を拭う。

そして抱き締めた。これでもかってくらい力強く。

ぎゅーーーーって。




少しそのままでいると、昌兄に肩をとんとんと叩かれて俺はAを離した。










昌「A、ごめんな。直ぐに気づいてやれなくて…」


A「ううん。昌兄が気づいてくれたからあれ以上触られないで済んだんだよ…」


昌「俺…」


A「まーくん」


昌「…A」










座っていたAは立ち上がって昌兄に抱きついた。

昌兄は大切なものを包むように優しく抱き締めている。
目を瞑って、そこにAがいることを確認するみたいにぎゅっとしていた。


また、暫くすると隣にいたひろ兄が同じようにとんとんと昌兄の肩を叩いた。











博「Aちゃん」









ひろ兄はそれだけ言うとAの腕を引き自分の胸の中に飛び込ませた。

少し強引に、男らしく。

Aの頭を何度も何度も撫でていた。


また少しして、次は健がAを呼んだ。








健「俺ともぎゅーしよっか?」


A「ふふっ笑 うん!」


健「おいで〜……ぎゅーーっ」










口調も雰囲気も可愛い感じだけど、Aから見えてない健の顔は真剣な眼差しで少し険しい顔。

それでもAの顔を見る時はいつもの笑顔でAを安心させてるみたい。


健の隣に座っていた准は立ち上がってAを見つめていた。







A「准くん?」


准「…A」








腕を引いてAを抱き締めた。
壊れものを扱うかのように丁寧に、優しく。

さっきまで険しい顔をしていた准の顔が、Aを抱き締めた瞬間に和らいだのを俺は見逃さなかった。








剛「A」


A「ん、っえ?」










一瞬何が起きたか分からなかった。

剛がAにキスした??










「剛!!お前っ!!」


A「今…え?」


剛「口はつけてねぇよ。」

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すず(プロフ) - 更新待ってます! (2022年10月11日 16時) (レス) id: 32c28d25ca (このIDを非表示/違反報告)
あおい(垢移行)(プロフ) - りんごさん» いいえ大丈夫ですよ!返信ありがとうございます😭 (2022年1月11日 0時) (レス) id: 03e8cfb45e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - あおい#てつ虫推し(垢移行)さん» コメントありがとうございます! 更新が遅く申し訳ないです<(_ _)> これからまた更新速度が遅くなると思うのですが、待っていただければ嬉しいです!!これからもお願いします! (2022年1月10日 21時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
あおい#てつ虫推し(垢移行)(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)m少し前から更新お待ちしております!主さんのペースでいいので更新よろしくお願いします!(これからも頑張ってください!) (2022年1月5日 4時) (レス) id: 03e8cfb45e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご | 作成日時:2021年6月7日 23時

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