・ ページ3
「快兄、入るよ〜」
一応、ノックして部屋に入る
寝ている快兄の傍に行き、おでこに自分のおでこを当てる
「熱は…ちょっと下がったかな…？ 分かんないな…」
そう呟いてると、快兄の目が開いた
「あ、おきちゃった？ごめんね？」
快「え、ちょ、なに！/////」
「え？」
快「近いよ…！」
「え、あっ、ごめんっ」
自分のしていたことに気づいて、慌てて快兄から離れた
「あ、えーとっ、快兄、体調はどう？ マシになってる？」
快「うん、だいぶマシだよ」
「そっか、良かった…じゃあ、昌兄に言ってくるから、」
そう言って立ち上がった時、快兄に腕を掴まれた
快「…ねぇ、待って」
そう呟いた快兄に腕をひかれてバランスを崩した私は、快兄の温もりに包まれた
快「もうちょっとだけ…このままで…」
「……快兄？」
私を抱き締めたまま、また目を瞑った快兄
「寝ちゃった…？」
返事が無いから寝ちゃったのかな
私の肩に乗った、快兄の頭をそっと撫でた
「いつも、皆のこと気にかけてくれて…きっと疲れが溜まってたんだよね…。
…早く元気になってくれなきゃ、困るよ笑」
そう寝ている快兄に言ってみる
「いつも、ありがとう。…たまには、今みたいに私にも甘えてよ」
すると、私を抱きしめる力が強くなった
「…ねぇ、起きてたの？笑」
快「…」
すると快兄がボソボソと呟いた
快「ずっとこのままでいたい…」
「そーだねぇ」
快「俺は本気なのに」
「…もう、まだ寝惚けてるよ笑」
快「…」
黙った快兄の顔を見ようと覗き込もうとしたら、丁度快兄も顔を上げたから鼻が当たるくらい顔が近くなった
快兄はトロンとした目で私を見つめた
快「…(ﾑｷﾞｭｯ)」
「ふっ笑笑」
快「ちょっとぉ、今いい雰囲気だったじゃん〜」
「ごめん、つい笑」
快「ついってなんだよぉ」
快兄の顔をムギュってすると、文句を言ってる快兄
熱があるからか、子犬感が増していてなんだか可愛い笑
暫くすると、私を抱き締めたまままた眠り始めた快兄
そんな、快兄の手を握るとぎゅっと掴んで離さなかったから目が覚めるまでずっと一緒にいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すず(プロフ) - 更新待ってます！ (2022年10月11日 16時) (
レス) id: 32c28d25ca (このIDを非表示/違反報告)
あおい(垢移行)(プロフ) - りんごさん» いいえ大丈夫ですよ！返信ありがとうございます😭 (2022年1月11日 0時) (レス) id: 03e8cfb45e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - あおい#てつ虫推し(垢移行)さん» コメントありがとうございます！ 更新が遅く申し訳ないです<(_ _)> これからまた更新速度が遅くなると思うのですが、待っていただければ嬉しいです！！これからもお願いします！ (2022年1月10日 21時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
あおい#てつ虫推し(垢移行)(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)m少し前から更新お待ちしております！主さんのペースでいいので更新よろしくお願いします！(これからも頑張ってください！) (2022年1月5日 4時) (レス) id: 03e8cfb45e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2021年6月7日 23時
