＊ 皆の魔法 ＊ ページ16
「おぉ、やっと我輩達の番かえ」
珍しくこの時間帯に起きている
「おめでとう、夏目」
そう言って、頭を撫でてくれるもやっぱり恥ずかしかったのかその場で赤面して蹲ってしまった。
ちなみにそれは通りすがりの
ついでにと
「ありゃあ？朔間先輩は退場しちゃったよ！？」
ウッキ〜くんがそう慌てるも、渉兄さんが制止した。
「零なら大丈夫ですよ。今頃部室で寝てるか暴れてるはずですから」
──それはそれでどうかと思う。
他の皆にも、色々な贈り物を貰った。
子猫ちゃんことあんずにはなぜか『ゆ＊し』を貰ったのには思わず二度見した。
ちなみにあんずの弟くんからもゆべ＊だった。
弟くん曰く『ゆ＊しは我が家のソウルフードですよ！』だそう。
＊
「おかえり」
「ただいマ。」
リビングにはお隣さんことAがいた。
ちゃっかり寛いでいる。
「今日こっちで晩御飯食べていい？」
「別にいいヨ。ただマミィはいないから自分で作っテ」
「はいはーい。夏目は？」
「適当に食べル」
「じゃ、一緒に作っちゃうね」
「リョーカイ。」
そうして遠慮の欠片もなく台所へと足を向けたお隣さんを見送って、かなり大きい紙袋を部屋に置いてくる。
中身は皆からのプレゼントだ。
自分の誕生日の日に両親がいないのは残念だが、まぁ致し方ない。
なんせ、マミィは『世界一の占い師』だから。
「夏目？」
「ン、何？」
「入っていい？」
「どうゾ。」
ドアが開けられると、仄かに調味料の匂いがした。
「あったか」
「暖房つけてるからネ」
暑いのも寒いのも平気とはいえ、今は２月の前半。
「あ、そうだ。はい、誕生日おめでとう」
「……言った覚えはないんだけド？」
「逆先母に聞いた」
ドヤ顔をかましながらそう言うお隣さん。
渡されたのは、小さな箱だった。
「……�爐△蠅�とう�瓠�
その言葉は、紛れもなくボクの本音だった。
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竜花(プロフ) - Mashiro Lioさん» 私の謎の叫びまで目を通してくださりありがとうございます！（笑）この作品が一番初めに作ったものでして、至らない点が数多あったりするかもしれませんが、ビスクドールの方も、こちらの作品の方も読んでいただけて、本当に嬉しいです。本当にありがとうございます！ (2020年7月12日 10時) (
レス) id: e7d73b0617 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro Lio(プロフ) - ビスクドールの方から来た者ですが、本当におもしろかったです！読みやすくてキュンキュン(?)な所もあって、読む手が止まらず一気に読了しました！あと、叫びは本当に｢あ〜確かに、気持ちわかる〜｣と思いながら読みました笑。素晴らしい作品をありがとうございます！ (2020年7月12日 7時) (レス) id: 97626e8ffb (このIDを非表示/違反報告)
竜花(プロフ) - つぶあんさん» ありがとうございます！まだまだ至らない点が多々ありますが、楽しんで頂けたのならば幸いです。御気遣い感謝致します！ (2019年6月4日 23時) (レス) id: e7d73b0617 (このIDを非表示/違反報告)
つぶあん - 夏目君大好きなので、こういうの本当嬉しいです!! これからもお体に気をつけて、素敵なお話つくってください!!! (2019年6月4日 20時) (レス) id: aed030ecf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜花 | 作成日時：2019年1月27日 19時
