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重い沈黙を破ったのは、カルマ君だった。
「烏間先生。結果はどうあれ、俺らは暗殺やめないよ。けど、半端な気持ちでやりたくない。救う方法がもしあれば救うし、無ければ無いで皆も腹を決められる。…でしょ渚？」
「…うん。クラスの大事な目標だもんね」
「だから今はっきりと知りたいんだ。卒業まで堂々と暗殺を続けるために」
カルマ君の言葉に烏間先生は頭を抱えた。
そこで、殺せんせーは烏間先生に席を外すよう頼んだ。
烏間先生を居室から追い出した殺せんせーは、私たちを見、確認を取った。
宇宙から戻った研究データを
それに対し、私たちは頷いた。
殺せんせーは国の警戒態勢が賢いことを言い聞かせた上で、ある提案を持ち込んだ。
その提案こそ、宇宙への旅だ。
近々打ち上げられる有人宇宙往還船の実証試験機の中のダミー人形と入れ替わり、実験結果を盗むだなんて非常識なことを考える教師は世界にただ一人しかいないだろう。いたらいたで問題だが。
計画に喜んで賛同した私たちは、殺せんせーの手引きに従いながら着々と準備を進めていった。
*****
そして、ついに決行の日がやってきた。
陽菜乃と桃花が関係者を引き付けている間に木村君が律のハッキングの手伝いをする。
「成功です。管制室のパソコンに遠隔操作ウイルスを侵入させました。以後は私の命令でも管制センターを動かせます」
律がセキュリティを一時的にオフにしたため、私たちは楽に発射台まで近づけるようになった。
「さすがに根元には人が多いな。気配を消して突破するよ！私に合わせて」
メグの指示で私たちは一斉に前進した。
警備を抜けると、発射台までの階段が待ち受けていた。
慎重に、かつ素早く階段を上っていく。
50メートルの階段を上ると、宇宙服を着たダミー人形がロケットの中にいた。
「管制室にはダミー人形の録画映像を流しておきます。今なら人間と入れ替えてもバレません」
ロケットから人形を取り出し、誰が宇宙へ行くかという話になった。
男子のほとんどが勢い良く手を上げ、行きたいという意思を示した。
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みゅー - 番外編がものすごく楽しみで仕方ないです！この作品は心に響きました。気づけば目から涙がひとつ、ふたつとポロポロ流れ落ちていました。それくらい、この物語に引き込まれていたんだと感じます。このような素敵な作品をありがとうございました！ (2020年5月13日 20時) (
レス) id: 5f57d7ba9d (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 涙腺がああああああ！はい、凄いですね。続編、待っております！ (2020年5月9日 13時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結おめでとうございます！みんなの性格を言っていって、思い出を振り返るところ泣きました…。面白かったです。 (2020年4月18日 19時) (レス) id: 99b0958fb1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 泣きました。完結おめでとうございます。しばらく泣きます。 (2020年4月10日 19時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - ガチめに泣きました。完結おめでとうございます。他の皆さんのように、番外編が見たいです。 (2020年4月3日 15時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年12月28日 9時
