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マスコミは生徒に対し、報道のための取材をした。生徒の気持ちも考えず、ただ視聴率のために、視聴者が望む報道をするために。
矢田はあくまで冷静に地球の滅ぶ確率をマスコミに説明したが、倉橋は自身の担任の言われように耐えきれず、泣きながら否定した。
それを"使える"と思った彼らは倉橋を集中攻撃した。
「皆、一旦帰ろう！！警備もマスコミもどんどん来てる！！こんな状況じゃ何も言えないし聞いてくれない！！」
磯貝が周りの状況を見、そう指示をした。
その指示に従い、全員がその場から足速に立ち去った。
*****
「…どーすんだ、これから」
「…とにかく、現状を把握したいよ。何も情報聞かされてないんだから」
マスコミから逃げ切った生徒達は今後の動きについてどうするかを決めていた。片岡の発言により、日中はバリアの周囲や発生装置の偵察をし、夜はこの場に集合し対策会議を行うことが決定した。
「渡辺のことは気掛かりだけど…カルマの言った可能性が正しければ、渡辺はあのバリアの中にいる」
「殺せんせーとAに会いに行こう」
自分達の担任と会わずに終われない。
クラス全員揃わずに
混乱しながらも、その思いだけは全員一致していた。
*****
同日夜
偵察を終えたE組は昼間のように集まり、話し合っていた。
「皆の偵察をまとめると、バリアの周囲は隙間なく見張りがいるって事だな」
「野次馬・マスコミ・テロリスト…殺せんせーと外部の接触を遮断したいのは確かだろうね」
「各地の基地でさらに増援が集結の準備をしているそうだ。明日にもなればどう足掻いてもバリアの中には入れなくなる」
偵察と今後の予測を聞いて、生徒は静かになった。そんな中、赤羽が口を開いた。
「強行突破でしょ。今夜のうちにでも」
「…そうだな」
磯貝の同意により、今夜の動きが決定したと思った矢先、その場にいた全員が黒い影とともに消えた。
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みゅー - 番外編がものすごく楽しみで仕方ないです！この作品は心に響きました。気づけば目から涙がひとつ、ふたつとポロポロ流れ落ちていました。それくらい、この物語に引き込まれていたんだと感じます。このような素敵な作品をありがとうございました！ (2020年5月13日 20時) (
レス) id: 5f57d7ba9d (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 涙腺がああああああ！はい、凄いですね。続編、待っております！ (2020年5月9日 13時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結おめでとうございます！みんなの性格を言っていって、思い出を振り返るところ泣きました…。面白かったです。 (2020年4月18日 19時) (レス) id: 99b0958fb1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 泣きました。完結おめでとうございます。しばらく泣きます。 (2020年4月10日 19時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - ガチめに泣きました。完結おめでとうございます。他の皆さんのように、番外編が見たいです。 (2020年4月3日 15時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年12月28日 9時
