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Aside
服も買って時間は18:30
このまま晩御飯とかもどこか食べに行きたいな
ちょうどお腹も空いてきた頃だろうし、言ってみようかな
「少し人増え始めましたかね」
『夕飯時ですからね』
「あぁ、そうですね」
よし、この流れでなら誘えそう
『エミさん、お腹空きません?』
よかったらこのまま一緒に食べに行きませんか?と言おうとしたら
その前にエミさんが口を開いた
「あ、それなら…」
バッグの中から何かを探している?
どうしたんだろうこのタイミングで
「はい、これどうぞ」
『…え?』
片手に収まるサイズのそれは、誰しもが見たことある赤い袋のお菓子
え、どゆこと
「仕事の時とか、無性に甘いもの食べたい時用に常備してるんです」
説明されても?なんですが…
『、、、あの、エミさん
今のお腹空いてません、は
一緒にご飯行きませんか?って誘う導入というか…』
「、、、え」
『なので、私エミさんをお食事に誘おうかと思っていたのですが、』
「え、、、」
そう伝えると一気に顔を赤くするエミさん
ワタワタして恥ずかしがりながら焦っているのがわかる
「す、す、すいません
私本当にそういうことに疎くて、気が利かないとか、思っていたのと違うとか、よく言われてしまうんですけど、、
こういうところですよね、多分
あ、しかもなんか意味わからん暴露までしてまったし、最悪や…」
『…だ、大丈夫ですか?』
両手で顔を覆って俯いてしまった
エミさんとしては最悪かもしれないけど、他の女性経験があまりないという情報は私にとってはすごく嬉しいこと
タイミングはアレだけど、こうやってお菓子くれたり優しいじゃないか
俯いたエミさんの頭を撫でた
『びっくりしましたけど、嬉しいです
エミさんやっぱ優しいんやね』
「…せっかく誘ってくれたのに、」
『ちゃんとストレートに言わんかった私も悪いです』
「…返事させてください
ぜひ、一緒にご飯いきたいです」
一緒に行きたい
その一言で飛び上がりそうなくらい嬉しくなる
まだ私と一緒にいてくれるんや
ゆっくりと顔を上げたエミさんは、まだ顔が赤かったけど嬉しそうにニコッと笑ってこちらを見た
あぁ、どうしてこんなに可愛くてかっこいいの
『じゃ、行きましょうか』
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黒パラ(プロフ) - ピッピ168号さん» 夢主さんまで褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます! (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - ラリさん» 嬉しい言葉ありがとうございます!これからも読んで頂けたら嬉しいです (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 音猫さん» コメントありがとうございます。嬉しいです!少しずつ更新していきますね (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - レモの仮眠室さん» 前のお話も読んでいただけたらより楽しめるようにしていく予定です! (2023年3月3日 2時) (レス) @page40 id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 可愛いィィィィィィィィィィィィィ!好きですっっっっっ!emさん尊い!夢主ちゃんが可愛い!最高やん! (2023年2月27日 4時) (レス) @page30 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒パラ | 作成日時:2023年1月31日 2時