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『えー、っと
大人2人…』
タッチパネルで選択してお金を入れようとしたら
エミさんが黙って5千円札を入れて会計のボタンを押してしまった
『じゃあ2千円渡しますね』
「ん？ええですよ
5千円札しかなかったんで」
『払いますって』
「ダメです
お財布しまってください」
バッグから財布を出そうとしていた手をエミさんの手で柔らかくバッグの中に戻される
『！？
(え、えみさんの手が！！！わっ、わっ、無理無理無理無理、おっきい、、あったかい、、えぇ、好き好き好きぃ…)』
ぽろっとバッグの中で掴んでいた財布が手元を離れてしまった
『はわ…』
「ん？
あ、すいません！軽々しく触ってしまって！！」
『いえ、ありがとうございます…』
「男が払うのは当然です」
いえそっちじゃなくて、
「じゃ、ポップコーン買いに行きましょうか」
私の前を行くエミさんの背中、そして手をみて
そのまま繋いで歩きたかったなんて欲張りなことを思ってしまった
あの人と手を繋いで隣で歩きたい
そんな関係になりたい
だったら、
攻めろ自分
『エミさん、あそこのレジ空いてます』
後ろからエミさんの手を掴んで比較的人が少ない方を指差した
「っ！」
『あっち行きましょう』
そのまま手を引いてレジの列に並んだ
「あ、あ、あの…！Aさん！」
『はい』
手を繋いだまま向かい合った
エミさんは手を離さないけどぎゅって握ってくれるわけでもなく
やんわりと包まれているような感じ
「手、手が…」
『、、、ダメ、ですか？』
「ダメ、っていうわけではないんやけど…」
『だけど…？』
お互いピピピ…って顔赤くして視線が泳いでて、何をしているんだって感じだろうけど
もっと攻める
さらにもう片方の手でエミさんの手を繋いでいない方の手を掬い上げてキュッと握る
『いや、やった？』
「…っ
嫌なわけ、ないじゃないですか…！」
『よかった
エミさん、ドリンクなんにします？』
「こ、このまま！？」
うん
せっかく繋いだのだから離したくないから
「コーヒーと、ポップコーンは、、、」
『おっきいハーフのやつ、一緒に食べません？』
キャラメルと塩が半分ずつのポップコーン
好きな人とシェアすることに憧れていた
「そう、しましょうか」
『うん、仲良く食べましょう』
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黒パラ(プロフ) - ピッピ168号さん» 夢主さんまで褒めていただけて嬉しいです、ありがとうございます！ (2023年3月3日 2時) (
レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - ラリさん» 嬉しい言葉ありがとうございます！これからも読んで頂けたら嬉しいです (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 音猫さん» コメントありがとうございます。嬉しいです！少しずつ更新していきますね (2023年3月3日 2時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - レモの仮眠室さん» 前のお話も読んでいただけたらより楽しめるようにしていく予定です！ (2023年3月3日 2時) (レス) @page40 id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 可愛いィィィィィィィィィィィィィ！好きですっっっっっ！emさん尊い！夢主ちゃんが可愛い！最高やん！ (2023年2月27日 4時) (レス) @page30 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒パラ | 作成日時：2023年1月31日 2時
