愛ほど歪んだ呪いは無い AfterStory

㉓ ページ41

彼に甘えるようにピットリと体を密着させる



「大好きだよ、かわいくて愛しくてたまらないんだ。私をきみの特別にしてほしい」




「…もう、浮気しない？悲しいこと、しない？」




「しないよ。絶対にもうAを傷つけないし泣かせない」





目をじっと合わせる



「傑くんの、彼女になりたい」



「…私、すごく重いよ？この前伝えたみたいに、Aの愛が大きくて…」






一度起き上がって二人で一緒にソファに座る



そして抱き上げられ膝の上にのせられて向き合う




引くかもしれないけど、と前置きをして彼が話はじめる




「束縛だってしたいし、毎日好きって言ってもらえないと不安になるし…毎日一緒に寝たいし、毎日一緒にご飯食べたいし、他の男と一緒に任務行ってほしくないし、我慢するけど！…でもやっぱ嫌だし、かわいいA見たいけど他の男には見せたくないって思うし、」




「ごめん、こんなに重い男「傑くん」



両手で彼の頬を包む




「ふぇ？」




おどおどと不安そうで状況をつかめていない彼がどうしようもなく愛おしい



その目もとに軽くキスをする





「っ！」




「大丈夫、傑くんが私のこと大好きでいてくれてるからでしょ？これからは傑くんの思ってることもしたいことも全部言ってほしいな」





「A」





「ん？」




頬から手を離して見つめあう






「キス、したい」




「うん」





どちらからともなく口を合わせ離す





「好きだよ」




「私も、好き」





「愛してるって言って」




「ふふ、愛してるよ傑くん」




「私も、愛してる」

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