�� ページ32
「げ、とう、くん」
「こんにちは、夏油傑と言います。この度は見合いを承諾していただきありがとうございます。」
何もないかのような顔をして正面に移動
今回の見合いは家族などの付き添いはなく本人同士だけだった
失礼しますと従者がいなくなり二人きりになった
「A、ごめんねだましたみたいになって」
「…いいから、まずは座りましょう」
確かに付き合っていたのは夏油傑と伝えたことはなかったなと思い出す
そしてクラが言っていたことも彼と一致していたことも思い出しいた
「まず、なんでお見合いのことを知っているの？」
「恵から連絡が来たんだ」
恵くん、
昨日教室でスマホをいじっていたのはこれか
「今回のお見合いをつぶしても次がある。残念だけど」
「無いよ、昨日までAとの見合いを申し込んでいたおとこたちとは全員と話をしてあきらめてもらったからね」
「はぁ！？」
やってることがめちゃくちゃだ
何がしたいのこの人
「もう、あなたのことがわからない…」
「私は今日、Aとの見合いに来ているんだ。なんとしてでも交際に持ち込みたい」
「ねえ、浮気した人が何してるのって話よ」
「本当に、ごめん。今日は私の全部を話そうと思ってきたんだ」
「全部？」
「そう、君に知ってほしくなかったことも、かっこ悪くて言えなかったことも全部」
「……はぁ、わかった」
「ありがとう、どこから話そうか」
「時間はあるから、この際最初からどうぞ」
「そうだね、初めて会った時から、私はAのことが気になっていたんだ」
「初めてあったときって、高専の入学式？」
「あぁ、私のタイプにドンピシャな子だなって」
「黒髪ロングでストレート。ザ・清純って感じ。こういう子は案外えろいところあってそのギャップとかたまらないよね、しかもすらっとしているのに胸は大きかったし、くびれもあるし、一目見た時、うわータイプだなぁって」
「普通に引いた」
「それで隣に座ったときすごいいい匂いして、あ、好きってなった」
「これまだ序盤だよね？」
「そのあと足組んだ時のしぐさがやばくて、もう初対面でこんなに好きになることない、運命だって」
「曝露が止まらないなぁ」
「だから君を私のものにするべく牽制に牽制を重ね、裏で手を回しまくってどうにか君も私が気になるように仕向けたんだ」
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渦 - めっちゃ面白かったです！ (11月28日 21時) (
レス) @page30 id: eee88a9d5d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - めちゃくちゃ面白かったです！これからも更新頑張ってください！！ (2021年4月23日 23時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 律さん» 追記しておきます！ (2021年3月6日 19時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
律 - メーカーってなんのメーカーですか？教えてください！更新頑張ってください！ (2021年3月6日 18時) (レス) id: 6ea500aa96 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです！！がんばります (2021年3月6日 15時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒パラ | 作成日時：2021年3月4日 22時
