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14話 ページ15

「うん、まずAちゃんはこの家から離れるべきだ。ご両親は?」




「新幹線で二時間のところに」

「他に親戚は」

「残念ながら…」

「そうか。それは非常に残念だ。仕方ない、私の家に住むしかないね」



そうそう推しと酸素を共有できないのは悲しいけど横浜を離れるしかないねってあれ?



「ストーカーの件は私が必ずなんとかする。それと、私の家は社員寮だから、あとで他の社員を紹介するよ。ほとんどがアルファだからくれぐれもヒートのときは気をつけるように。それから」

「ちょちょちょっと待って!」


くそっ、こてんと首を傾げる姿も絵になるぜ…。太宰推し過激派夢女子といえど、何十回とデートで繰り返されたハニトラ、ああ男だからロミトラか、を半ば強制的にされた影響で耐性がついたのである(性的)。って違うそうじゃない。





「いずれはそうなるし、たしかに予定より少し早めだが何も問題ないだろう」

「ごめんなさい問題しかないです」

「君の経済状況と性格から考えた結果なのだけど…。それ以外に当てはあるのかい?」

「ま、満喫とか、」

「高校生にはいろいろと厳しいだろう。諦めたまえ」


そう言うと太宰さんは私の背後に回り、緩くバックハグをキメてきた。彼の両手は私のお腹の辺りできゅっと結ばれている。孕んでしまうのでやめて〜。本当にギルティな野郎だぜ。



私が嫌がらないのを見て頸や髪の毛をスンスンと嗅ぎ始めた。くすぐったい。顔面国宝だから合法なのか??うんちみたいな顔面だったら処刑案件だからな??



「はあ…いい匂い」



へ、変態だーーーー!!!!!



最後にチュ、というリップ音とともにつむじにキスをした。熱がじわじわとと頬に集まるのが分かる。


「抑制剤を用いるのは仕方ないことだと思うけど、毎日服用してヒートを無理矢理抑えつけるのは体に良くないよ」




顔に集まった熱が一気に冷めた。



「私も理性を失わないように抑制剤を服用しているが…もうそろそろ限界だ」




バッグから盗んだであろう、抑制剤を入れるケースが太宰さんの手にあった。いつのまにか結ばれていた手は離れていた。









☆不定期&亀更新ほんっと申し訳ない!!コメント全部読んでるよ!!!ありがとう!!

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クリスタルパワー(プロフ) - 続きくださーい‼︎待ってます‼︎ (2022年6月9日 7時) (レス) id: 47ef91694a (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年1月3日 12時) (レス) @page15 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
世成 - むり、、、好きです、好きすぎます、更新頑張ってください! (2021年7月29日 18時) (レス) id: fb31e5b43b (このIDを非表示/違反報告)
つめきわに - やばい、、、やばい、、、やばi(((だざさんかっこよ待って死ぬってうん。更新お願いします!!!(スライディング土下座) (2021年6月20日 20時) (レス) id: 8a122b7869 (このIDを非表示/違反報告)
- はぁ、、、ダメだよこれ、、、好きすぎる。もう好き。うん。はい。、、、更新頑張ってください! (2021年4月1日 5時) (レス) id: 60a485a3f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミメット | 作成日時:2019年2月5日 0時

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