この夜景をもう一度君と【ジョルノ】

○11 ページ12

どうして…。

彼女がこんな仕打ちを受けなくてはいけないんだ…。

僕が悪いのに。

神様なんて信じない質(たち)だけどこんな仕打ちをするなんて酷い…。

もしかして僕と出会ってから狂ったんだ。

きっとそうだ。

責めたくないのに…自分を責める。

責めたく無いというのは心の気持ちだ。

でもこれっぽっちなんだ。

「約束…覚えてますか？
夜景を見るっていう約束を。」

「………ッ！……
僕は知らないッ！そんな約束ッ！
そんなん姉ちゃんに聞かねぇと分かんねぇっつうの！」

弟…？Aの。

でもこんなこと話してなかった…。

君は幾つ僕に隠し事してたの？

言わないでいたのかな。

そんな不安一人で抱え込まなくても良いのに。

教えて下さい…。

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今まで触れてこなかった亜松健斗について。

亜松健斗

男

Aの双子の弟。

とある事故で亡くなる。

姉の事が心配でこの際に乗り移った。
(なので正確なに言うと性同一性障害では無いが乗り移った影響で診断結果がこうなってしまった。)

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