僕の体【Fischer's】

忍び寄る危険 ページ15

モトキside

皆の顔が見れた

皆の声が聞けた

微かながら喋る事が出来た

自分は今までにないくらい嬉しかったのに

医「お話したい事がありまして…」

…なんだ。これ以上悲しみたくない



嫌だ。聞きたくない

皆も険しい顔をしている

そんな事をお構いなしに医者は続ける

医「モトキさんの足はもう動かせない事はもう分かっていると思います。それも足の筋肉が傷つけられてしまったからです。それに加え、5〜10%の確率で後遺症や重症に至ってしまう場合もあります。」

…心臓がバクバクして止まらない

医「モトキさんは…



呼吸筋まで傷つけられています」

…予感が的中した

シ「嘘…モトキは…どうなるんですか？」

医「このまま治療を続けても…

人工呼吸器が必要になる場合があります

それもやはりモトキさんの体次第です」

俺…次第…

「お、れ、も、と、しゃ、べ、り、た、い」

マ「モトキ…」

医「…分かってます。我々も全力を尽くしますので、これから頑張っていきましょう！」

シ「よろしくお願いします」

医「また、免疫グロブリン療法を始めますので、皆さんで支えてあげてくださいね

では、行きます」

針が腕にささる

医「失礼します」

ｶﾞﾗﾗ…

「ご、め、ん、ね」

マ「気にしないで。辛くなったら言ってね」

ン「早く元気になりますように！」

ザ「子供みたいw」

ダ「副作用って何が来るん？」

マ「熱とか…頭痛とか

結構キツいやつ…」

シ「まだ平気か？」

「す、こ、し」

ザ「熱出始めた？」

マ「そうかも…結構早く来るみたい」

ぺ「これ体温計」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾞ……

ン「うーんと、37.5

微熱だね」

マ「でも上がってきてるから…

冷たいタオル用意しなくちゃ」

ザ「もってくるね！」

「あ、り、が、と」

シ「いいのいいの。いちいち感謝は要らんぜよ!!!

寝とけ！」

「う、ん」

そして俺は目を閉じて寝た
ーーー
ＮＯ side

マ「…寝たね」

ダ「ぐっすりだな」

ザ「熱が38.2

上がり始めてる」

ン「大丈夫かなぁ…」

ぺ「もっきゅんは強いから大丈夫だよ！」

シ「強いからって…w」

マ「とりあえずどうする？

モトキ寝たからやる事ない」

シ「ここ個室だから人に迷惑かからないし、動画撮らない？

前もここで撮ったやん」

ザ「モトキ起きない？大丈夫？」

ぺ「起きたら起きたでもっきゅんの様子的な感じで撮ってみれば？久しぶりの動画でもっきゅんも嬉しいと思う！」

マ「そうだね」

久しぶりの動画→←希望

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す