【銀魂】黒髪警察の寵愛

119［疑問］ ページ29

土方｢じゃあ、一つ聞いてもいいか？｣

A｢えぇ！どうぞ！｣









土方は小さく息を吐くと伏せていた目線をあげてAを真っ直ぐ見つめた

土方の目にはAが鏡のように映っていた。Aは息を呑み土方の言葉を待った









土方｢なんでいつもテメェは、俺みたいな奴に構うんだ｣









簡単な質問の筈なのにどこか重たげでもあった。

しかしAは笑顔を崩さずに即答でこう答えた。







A｢好きだからです。

構っているのではなく好きだから...一緒に居たいと思うんです。｣









ふふっと幸せそうに笑みをこぼすAを土方は見張った。

そうして土方は目を伏せると｢そうか｣と小さく呟いて自分の手元に目をやった









土方｢質問ではねーけど。もう一つ、聞いてもらっていいか｣

A｢はいっ！勿論です｣



















土方｢しばらく、此処には帰ってこれねぇ｣









ほんの一瞬、Aの思考回路が止まった。

今まで当たり前のように此処に来ては過ごしていた為に

それがなくなると知った今Aは何も土方の言葉に返せなかった。

土方が何を考えているのかAにはさっぱりわからなかった。

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