【銀魂】黒髪警察の寵愛

101［悪魔はすぐ近くに］ ページ11

沖田｢もしAじゃない他の女ならどうしてました？｣

土方｢当て身して気絶させて、目が覚めたら

『大丈夫ですか、いきなり倒れるから心配しました』と言ってそいつを帰す｡｣

沖田｢悪魔は土方さんでしょう､さっきの言葉なしにして下さいよ｣

土方｢嫌だ｣

沖田｢その場しのぎで言いやしたけど...

今のなしって出来るほど女の心は器用じゃないですぜ｣

土方｢るせー｣









ムスッと土方が機嫌を悪くしたところでAが起き上がった

そうして土方をまっすぐ見つめての第一声｡









A｢土方さん、私も好きですよ｣









見とれるくらいの今までにない優しい笑顔でAはそう告げた

一同はAの顔を見て固まっていた








土方｢なっ...｣








サラリと言われ土方の顔は赤くなったが､Aはクスクス笑い

土方の胸板を拳でトンっと軽く殴ると








A｢本気にしましたか？｣








と言い残して去って行った。









沖田｢本当の悪魔はAでさァ｡ね、土方さん、あれ？土方さん？｣

近藤｢トシは更衣室に凄い勢いで入っていったぞ｣

沖田｢ほー､...あ､近藤さんさっきの少女漫画音読してただけなんで

誤解しないで下さいよ？｣

近藤｢少女漫画？なんでそんなもの...｣

沖田｢あのとおり土方さん、ヘタレなんで...｣

近藤｢そうか､総悟も大変だな｣








沖田の言葉の先を聞かなくてもだいたい分かった近藤は

はっはっはと豪快に笑ってから更衣室の入口をみた

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