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《チョロ松》くえない君《先生ver.》 ページ21

チョロ松×教育実習生









「えー、今週からこのクラスに引っ付いてお勉強するそうでーす。皆仲良くして上げてください。ちなみにチョロ松先生は童貞です」

「ちょっと!!最後の要らないでしょうよ!学生の好感度ダダ下がりだろーが!」

「チョロちゃんうざーい。女子生徒に嫌われたのは確定だね。つーか何?好感度上げたかったの?女子生徒とお近付きになりたかったの?」

「言ってないよそんなもん!!」

「えー、ベルが鳴り次第、女子生徒は速やかにチョロ松先生から距離を取るように、以上!!!…あ、補足すると女子生徒は全員俺のだから。」

「はぁ?何それ!お前が一番危険人物だろーが!」






漫才のようなやり取りが行われている途中で、そこまでにしてけよと言わんばかりのタイミングでベルが鳴り響いた。

眼鏡がずり落ちている教育実習生とらやは随分と疲れた様子で…いや、不機嫌な様子でおそ松先生を睨みつけていた。

この2人は兄弟らしく振り二つである。まだ他に4人いるらしいんだけど、2人でこの迫力だと、全員揃った時は一体どんなことになってしまうのかと不安になった。

おそ松の言葉が効いたのか、いつの間にか教室は女子だけでなく男子までも消え、一人の女子生徒と教育実習生であるチョロ松だけになった。







「…君はどっか行かなくていいの?」
「どうしてですか?」
「…いや、クソ野…おそ松先生の話聞いてたでしょ?皆おそ松先生のデモみたいなやつに乗ってったけど。」






眼鏡を指で押し上げながら、額の汗をハンカチで拭うチョロ松を彼女はじっと見つめる。

スタイルは悪くなく、パリッとスーツを着こなす姿は童貞とは思えない。まず、そこじゃない。







「私は先生と話がしたくてここに残りました」
「え、ええ?…え?なんで?」







目を瞬かせるチョロ松のリアクションが面白くて思わずAはふふっと笑いをもらしてしまった。







「先生、リアクションが童貞ですね」
「君もアイツと同じ事いうの〜…?」
「初心で可愛らしいと思います。」
「…君、僕より年下だよね?」






年下からからかわれたからなのか、痛いところをつかれたからなのか、チョロ松の頬はほんのりと赤く染まっていた。







「精神年齢は先生より上かも。」
「…だね。」
「からかいがいがある先生なので、そのうち生徒寄ってきますよ」
「なんか君に全てを見透かされそうで怖い」







ふふ、と笑った彼女につられて彼も笑ったそんな一コマ。

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百済(プロフ) - 皆様のコメント有難く読ませて頂いております…!亀更新ではありますが、よろしくお願いします!m(_ _)m (2018年1月28日 22時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - なける( i _ i ) (2018年1月6日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
朱華 - おおおおお!!!カラ松格好いいよ!! (2016年8月28日 12時) (レス) id: 24638162af (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ユウさん» 全然大丈夫です!いくつでもどうぞ^^ (2016年4月8日 18時) (レス) id: 47be61fde2 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - リクエストしたいんですけど…今どれくらいリクエスト来ていますか?あまり多いと大変かと思って…落ち着いたらまたリクエストさせて頂きますけど… (2016年4月6日 22時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2016年4月2日 20時

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