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お手本見せたらこの結果 ページ6

ガタリ、と椅子から立ち上がった沖田を目で追いつつ私はその場に立ち止まる。

さっき私がちゃんと洗って風呂敷をきちんとたたみ綺麗にした空の弁当箱を沖田は掴んだ。









「おい、弁当箱。」

「アウト。」









自作のイエローカードを手に取り振り回せば沖田はイライラして弁当箱を握る。









「まず『おい、弁当箱。』はない。流石にない。」

「名前知らねぇし、弁当箱返してるだけだろ」

「そこはね沖田よ。」








沖田から弁当箱を奪い取ってポジションを変わってやれば私は沖田の元に駆け寄る。









「『今朝弁当ありがとう。すげー美味しかった。お前がよけりゃまた作ってくれ』的な!」







すごい勢いで沖田の顔を覗き込むと顔に影ができるぐらい...に...。








「虫唾が走る。」









その一言で私はKO。

その場にバタリと倒れ無理かもしんない。と床を涙で濡らした。








「無理に俺を変えなくたって俺には俺のいいところがある。そうだろィ?」

「そうだね...」

「てことでさァ。んじゃ。」









うん、といいかけて沖田のシャツを掴んで引っ張る。

ぐんっと急に引っ張られた沖田は尻もちをついてその場に倒れる。









「って何うまいこと丸め込もうとしてんのよ!」

「引っかかった奴がわりぃ。」








と、教室で騒いでる時だった。

ふと廊下に目をやると今朝弁当をくれた子が!









「沖田!行ってこい!修行の成果見せてやれ!」








声を抑えて沖田の背中を押せば渋々空の弁当箱を持って廊下に出た。

そんな沖田の背中を眺めながら廊下に耳を傾けた。

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百済(プロフ) - シナモンさん» 続編に突入させて頂きました!よければ読んでやってください…! (2018年3月24日 15時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
シナモン - とっっっっても面白いです!更新待ってます! (2018年3月4日 18時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!コメントとても励みになります!!今土台を作っております!頑張ります… (2017年8月1日 16時) (レス) id: bb23ef3dbe (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 凄く面白いです!次章も気になります!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年5月19日 20時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - アルハさん» それは良かったです!! 少し多忙なので、それがひと段落ついたら第2章に進みたいと思っておりますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2016年11月27日 22時) (レス) id: f608f6dd31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2015年5月3日 18時

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